明治時代のケチャップを再現2007年10月14日 明治29(1896)年に横浜で創業し、1903年にトマトソースの製造を始めたカゴメよりも早くケチャップを製造したといわれる清水屋。昭和初期に廃業してしまった「幻の味」だが、横浜市内の企業が当時の資料や証言などをもとにケチャップを再現した。
トマトソースの製造やパスタ専門店を経営する中区日本大通の食品会社「インターフード」の丸山和俊社長(48)が再現した。ケチャップの歴史を調べていた丸山社長が横浜市発行の雑誌「横濱」(04年冬号)で紹介されていた清水屋の記事を偶然見つけ、執筆者の横浜開港資料館の伊藤泉美・調査研究員に連絡をとったことで再現事業が動き出した。 伊藤さんによると、子安村(神奈川区子安)で西洋野菜の栽培をしていた清水與助氏が加工業にも乗り出し、清水屋を創業した。1913年には南区で開かれた勧業共進会で清水屋のケチャップが銅賞を受賞。宮内庁御用達にもなったという。明治期の資料に当時のレシピも残っていた。 開港資料館には與助氏の子孫から寄贈されたケチャップのラベルの現物も保存されていた。丸山氏はケチャップ作りを手伝ったことがあるという與助氏の孫の金子とよ子さん(87)=秦野市=ら子孫にも連絡をとり、当時の様子を何度も聞き取りした。ケチャップに入れる香辛料の一つはそんな会話の中から探し出した。 当時の状況を考えてトマトも香辛料も有機を使った。試作を重ね、ラベルも現物のデザインを再現。今夏に商品が完成した。 丸山社長は「香辛料を探しに台湾にも足を運んだ。これまで食べた中でも最高のケチャップができたと思う。横浜で生まれた良いモノを残していきたい」。 金子さんは「昔のことなので再現の話をきいてびっくりしました。面白い試みだと思い協力しました」と話した。 価格は300グラム入り750円。問い合わせはインターフード(045・210・9158)。 あなたの口コミ募集中!
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