さらば「キハ52」「キハ58」2007年10月10日 JR山田線の盛岡―宮古間や岩泉線(茂市―岩泉間38.4キロ)を走る旧型のディーゼル気動車を11月いっぱいで廃車とし、新型車両に入れ替える準備を、JR東日本が進めている。旧国鉄時代の朱色と肌色に塗りわけられた車両もあって、全国の鉄道ファンには人気の高い路線だけに、「主役」の引退を惜しむ声も出ている。
JR東日本が廃車を予定しているのは、盛岡支社の盛岡車両センターに配置されている「キハ52型気動車」と「キハ58型気動車」の計6両。 いずれも約40年から50年前に製造された旧型のディーゼル気動車だ。エンジンを2台積んで登坂力もあることなどから、急傾斜が続く山田線、岩泉線と花輪線で引き続き使用されてきた。 しかし、老朽化が進んでいるうえ、冷房もないため、JRは車両の入れ替えを検討。今年3月のダイヤ改定で花輪線に導入したキハ110系という1エンジン型車両の試運転を続けた結果、急坂での車輪スリップなども起きないことを確認できたことなどから、導入を固めたという。 キハ52、58系の車両が走る路線は、山田線、岩泉線のほか、JR新潟支社管内の米坂線などごく一部。盛岡支社では、全国のファンの要望に応え、01年から一部の車両を旧国鉄色に塗り替えるなど、人気の高い列車だった。 だが、今回の措置で、企画列車として使われる「kenji」をのぞき、すべて運用から外される。紅葉の中を走る旧型車の姿も今年限りだ。 JR盛岡支社では「利用者の利便性の向上のため」と説明。廃車を惜しむ声に応え、10月13日に盛岡駅構内でキハ52、58の撮影会を開く。また翌14日には、岩泉―盛岡間で「鉄道の日記念号」を走らせる。 一方、岩泉線のファンで、写真集「岩泉線・鉄道情景への旅」も出版した横浜市の会社員船坂晃弘さん(38)は「沿線の風景になじむ車両が消えるのは残念。新型車は窓も開けられず、旅の雰囲気が変わってしまうのではないか」と残念がっている。 PR情報コミミ口コミ
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