佐藤可士和デザイン 明治学院大グッズ人気2007年10月16日 アートディレクターの佐藤可士和さんがデザインした、明治学院大学の「ボランティアファンド支援グッズ」が、大学のサイトで販売され、人気を博している。ボールペンや皿など、売れっ子デザイナーが手掛けたグッズの通販は、学外からも注目されている。(アサヒ・コム編集部)
グッズには、校名の頭文字を組み合わせた「MG」のロゴが、さりげなく配置されている。一番人気のビニールバッグ(550円〜600円)は、9色あるうち4色を学生の意見を採り入れ商品化した。A4サイズの書類を入れられる。 学外から評判なのが、横浜市の菓子店と協力してつくった「かをりサブレ」。ちょっとしたプレゼントに最適な、落ち着いた包装が受けているという。 佐藤さんは「SMAP10周年キャンペーン」で、メンバーの顔を出さない手法を用い注目を集めた。携帯電話のデザインや国立新美術館のロゴなど、幅広い分野で活躍している。 明治学院大学は2005年、大学の理念である「Do for Others(他者への貢献)」を浸透させるため、イメージ戦略に佐藤さんを起用した。スクールカラーを黄色にし、学生証、文具、ゴミ箱、学内のカフェまで、統一感を持たせた。 同じ時期、「ボランティアファンド支援グッズ」の販売も開始。当初は、大学生協の店頭でしか買えなかったが、オープンキャンパスなどで大学を訪れた人からも好評だったため、今年9月に通販サイトを立ち上げた。 売り上げの1割は、災害の被災者支援などのために設立されたファンドに積み立てられる。ファンドは、明治学院大学ボランティアセンターが運営、昨年度の積立金は約86万円だった。 通販開始から半月で、学外からの注文は約10万円に達した。同大広報室は「予想以上の売り上げ。これからもグッズを通して、大学のイメージを広めたい」と意気込んでいる。 PR情報 |