ハマの「スウィングガールズ」 ジャズしたくて入学2007年10月24日 総勢108人の部員を抱えるビッグバンド・ジャズ部「JAZZY KIDS」が、横浜市磯子区の県立氷取沢高校にある。部員の97人、約9割は女子で、女子高校生たちのビッグバンドを描いてヒットした映画「スウィングガールズ」の神奈川版のようなバンドだ。全国でも珍しい本格的なジャズ部にあこがれて、同校に入学する生徒も多く、地域の祭りやイベントで活躍中だ。
横浜市金沢区の区能見台地区センターでこのほど、地域の芸能祭が開かれ、「JAZZY KIDS」の1、2年生73人が演奏を披露した。「グレン・ミラー・メドレー」や「A列車で行こう」など計13曲。迫力ある演奏に会場の女性(60)は「高校生とは思えない。リズムに思わず体が動いてしまいました」。 同部が活動を始めたのは89年ごろ。地元のサクソフォン奏者、泰地虔郎さんがジャズの曲をアレンジし、生徒に演奏させたのがきっかけだった。当初10人ほどだった部員が、今では全校生徒の15%以上を占めるまでになった。 通常の練習は1回約2時間で週5回。可能な限り、泰地さんが直接指導する。これまで演奏した曲は、すべて泰地さんが編曲した。高校生が努力して到達できるぎりぎりのレベルに作るという。 現部長で2年生の中西美咲さん(16)は、ドラムを担当。同部にあこがれて入学した生徒の1人だ。「難しいけど、今ここにしかない私たちだけの曲を演奏するのが、とっても楽しい」と笑う。 練習の成果は県内の祭りや老人ホームの慰問で披露する。演奏活動は年20回以上にのぼる。常に全員が舞台に上がる。「ベンチ」はなく、全員が「レギュラー」だ。泰地さんは「大事にしたいのは子どもたちの感性。うまい下手ではなく、のびのびとした自由な音楽性が育ってほしいと願っています」と話す。
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