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高専生の衛星打ち上げを、みんなで応援

2007年11月05日

 東京都立産業技術高専(荒川キャンパス)の学生がつくる超小型人工衛星を支援しようと「荒川区から衛星打ち上げを応援する会」が旗揚げした。世界最年少の衛星開発チームに区内の製造業も協力するプロジェクトだが、打ち上げや膨大な実験にかかる費用などの課題もある。区全体から資金を募ると同時に、衛星の愛称や機体に貼る区民らのメッセージも募集、荒川発の宇宙への夢を後押しする。

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超小型衛星の開発に挑む学生たち=東京都立産業技術高専(荒川キャンパス)で

 来夏に打ち上げ予定のH2Aロケットに搭載される同校の衛星(開発コードKKS―1)は、重さ2.5キロ、一辺15センチの立方体。火薬による推進装置やモーターでの姿勢制御技術は超小型衛星では初の試みだという。

 15歳から21歳までの学生14人と講師4人の同好会はこの夏、夏休みを返上して研究開発を進めてきた。

 秋葉原で購入した部品にアルミの駆体は区内の金型工場が製作。現在は試作機が完成、来年の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の最終審査に向け、試験や設計変更が続く。

 ところが、種子島での積み込み作業をはじめ国内数カ所での熱真空試験や無重力試験に数百万円かかり、打ち上げの際の学生の旅費も出ない。「自分たちの夢に立ち会う機会を与えたい」。東京商工会議所荒川支部(竹内一会長)と区が音頭を取った。

 募金は区内の企業や自治会などの団体から一口1万円、区民ら個人は一口大人500円、学生200円。あわせて手書きで宇宙へのメッセージや絵を募集、約2000枚のマイクロフィルムにして内部に張る。愛称の命名者の名前も刻印する予定だ。問い合わせは同会事務局の同商議所荒川支部(03・3803・0538)へ。

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