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ペンダントでネコの住民登録

2007年10月31日

 猫の飼い主に責任感を持ってもらうため、神奈川県川崎市川崎区は、猫の飼育を区保健福祉センターに届けた飼い主に、猫の首に付ける特製ペンダントを渡し始めた。迷い猫を捜すときに役立つほか、野良猫、いたずら猫を特定するのに役立ちそうだ。

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特製の猫型ペンダント=川崎市川崎区で

 川崎区によると、06年度に区に寄せられた全苦情のうち、半数にあたる約500件が猫の排泄(はいせつ)物やいたずら、猫へのえさやりなどだった。多くは飼い主が分からず、問題解決に時間がかかっているのが現状という。

 犬を飼う場合には、狂犬病予防法に基づいて地元自治体に飼育を届け出る義務がある。しかし、猫の場合はこうした届け出義務はない。

 ペンダントは、猫の顔をあしらった真鍮(しんちゅう)製。2センチ四方で、裏に飼い主の名前や連絡先などを記入する欄がある。届けることで飼い主の自覚を促し、迷い猫になっても飼い主が分かるため、処分されずに済むという。

 区保健福祉センターによると、区内の猫は約5000匹と推定される。これまでに登録した猫は約50匹。ペンダントと合わせ、「屋内飼養」「去勢手術」「所有者明示」「終生飼養」の、四つのルールを猫の挿絵入りで解説したガイドブックも一緒に渡す。

 担当者は「猫を適正に飼うことで、猫と快適に暮らせる環境づくりにつながれば」と話している。

 問い合わせは、保健福祉センター衛生課(044・201・3223)へ。

 市動物愛護センターによると、06年度に市内全7区で保護された猫は1518匹。このうち飼い主が分かったり、希望者に渡したりしたのはたったの40匹で、残りは二酸化炭素や麻酔で安楽死処分されている。

 処分された猫のうち1252匹は生後91日未満の子猫。動物愛護センターの担当者は「猫は飼い主の特定が難しい。不妊手術をしていれば生まれない子猫がたくさん保護されている」という。

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