プラタナス? いえ、サラダナス2007年10月28日 新開発のナスを生でどうぞ――。神奈川県農業技術センター(平塚市上吉沢)はサラダでもおいしく食べられるナスを開発し、農水省に新品種「サラダナス」として出願、受理された。ナスは煮物や漬けものの材料とされてきたが、新たにサラダなどの生食に用途が広がることで、ナスの需要が拡大するのではと期待が集まっている。5年がかりで開発された期待の新品種は、来年度から県内で本格的に栽培が始まる。
同県内のナスの生産は約200ヘクタール、約5000トンで、最近は高知や宮崎などの大生産地に押され、減少傾向になっていた。 このため、県農業技術センターは2003年度から、サラダでも食べられるような果汁の多い新品種の開発を目指した。大手種苗会社「サカタのタネ」(横浜市)と共同で、様々な品種を交配させて選抜を進め、計120系統の中から最後に残ったのが今回の新種だ。 新種は、搾ると水が出るほど果汁が多い品種「水ナス」と、サカタが保存するネパール産の品種「E58」を交配させたものだという。 果汁が多くて重量感があるのが特徴だ。普通のナスの比重は0.6程度だが、5割増しの0.9もある。甘みが強く、特に甘味が強い果糖で比べると、普通の品種よりも3割ほど多いという。 昨年から県内36カ所の農家で試作栽培を続け、直売によって消費者の反応を見てきた。「皮が柔らかくてジューシー」と好評だという。 農水省への品種登録の出願は今月10日に受理され、新品種の権利が保護されることが決まった。多くの農家から生産希望が集まっているといい、今後は県種苗協同組合を中心に種子や苗の供給態勢を整備していく。開発した同センター・野菜作物研究部の北浦健生主任研究員は「甘みが強くサクサク感があります」と話している。
あなたの口コミ募集中!
PR情報この記事の関連情報コミミ口コミ
|
ここから広告です 広告終わり どらく
鮮明フル画面
アサヒ・コムSHOPPING一覧企画特集
朝日新聞社から |