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〈教えてランチ〉銀座の路地裏、40年変わらぬカキフライ

東京・銀座 三州屋

2007年11月22日

 読者からの情報をもとに取材、紹介する「教えてランチ」です。(アサヒ・コム編集部)

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素材のうまみを引き出したカキフライ

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定食にはご飯とみそ汁、漬けものがつく

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素朴な看板が目印

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にぎやかな銀座から一歩奥に入った路地裏にある店

 「路地裏にある隠れ家的なお店で、ここのフライがめちゃくちゃおいしいんです。ザクザクのパン粉で、揚げ具合絶妙!ザクっとした食感の衣の中にジューシーな大振りエビやホタテが入っていて、まさに職人の技です。カキフライもオススメです」(東京・エコガールさん)

 東京・銀座2丁目。並木通り路地裏の突き当たりで、変わらぬのれんを出し続けて40年になる。いわゆる居酒屋だが、旬の魚を使った定食目当ての客も少なくない。

 主人の岡田正之さん(72)が毎朝、築地へ足を運び、その日の献立を考える。手頃な値段で仕入れられたら、一品加えて定食に。おのずと季節のものしか並ばない。

 カキフライは秋の彼岸から春の彼岸まで。期間中は一番人気となる。

 揚げたての衣に油っこさはなく、歯ごたえが心地よい。カキの身をほおばる。弾力のある食感の後に広がるほのかな香り。とれたての鮮度が伝わってくる。

 何の仕掛けもない。季節のものを作りたてで、いただく。それが、どんなにぜいたくなことかを再認識させられる。

 付け合わせのサラダにはマヨネーズとあえた黄桃が入っていて、家庭料理の趣だ。だしのきいたナメコ汁は、単品で頼む人もいる。

 海鮮丼や刺し身定食も、とれたての魚しか使わない。

 店からほど近い有楽町に都庁があった時代、午後5時を過ぎると店内は決まって都庁マンで埋まった。今は、会社員に交じり高級ブティックの店員の姿も。

 岡田さんが不思議そうに話す。「お客さんが熱心に携帯電話で写真を撮っているんだよ。感想を知り合いに送っているみたいでね」。最近は、かつてはなじみのなかった女性客も1人で訪れるようになった。

 街もお客も移ろう中、昼から店を開け、夜も定食を出すやり方を続けてきた。昼時50席ある1階は満席に。予約は2階だけ受け付ける。

 「昔はね、明るいうちからお酒飲んでる人がいっぱいいたから。ふらっと入ってくるお客さんも大事にしたいし。やり方を変えていないのは面倒くさいからだよ」。岡田さんは笑う。

 通りに出ている小さな看板が目印。同僚と来た女性客が昼の定食をほお張る横で、常連客はそろそろビールから焼酎に。昼下がりの銀座の片隅で、そんな光景を目にできるのも楽しみの一つかもしれない。

 

【メニュー】その日、仕入れた魚を使った定食は800円〜1100円。ご飯にお新香、サラダが付く。
【お店情報】東京都中央区銀座2の3の4 電話=03―3564―2758 営業時間午前11:30〜午後10:30 日曜定休
禁煙席なし

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