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「切腹最中」 お詫び用の土産から全国区へ

2007年12月04日

 「切腹最中」――こんな物騒な名前のお菓子が、改めて注目を集めている。忠臣蔵にちなんだ商品名は、「おわびの時の手土産に最適」と、以前から営業マンらの人気を集めていたが、今年は東京メトロの情報紙が企画した「東京うまいもの大賞」にも選ばれた。(アサヒ・コム編集部)

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あんと皮の相性が抜群の「切腹最中」

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箱の包装にもこだわった

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「東京うまいもの大賞」のトロフィーを持つ店主の渡辺仁久さん

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店内には忠臣蔵グッズも展示

 この最中(もなか)、真ん中からぱっくりと割れている。割れた皮から見えるたっぷりのあん。しっとりした皮と、甘さを抑えた、あんの相性は抜群だ。

 東京・新橋の菓子店、新正堂の名物。店主の渡辺仁久さんが1990年、日持ちのするお菓子として考案した。物騒な名前は、店が忠臣蔵の浅野内匠頭が切腹した屋敷跡にあることに由来する。最中を巻く帯の包装は、討ち入りの際に浪士が身に着けた鉢巻きをイメージしたという。

 発売からほどなくして、証券会社に勤める常連客が、おわび用の手みやげにしたところ、先方の機嫌が直ったという話が広まり人気に火がついた。忠臣蔵ファンからも注文が入るようになり、1日1000個を売る看板商品になった。

 例年12月14日の討ち入りの日になるとツアー客らが殺到し、昨年は3800個を完売。最近では「部下と腹を割って話したい」という管理職が大量に買っていったことも。

 今年はさらに、東京メトロの情報紙「メトロガイド」が10月号で実施したアンケート(12月号に結果掲載)による「東京うまいもの大賞」で、読者から800票余りを集め1位に輝いた。

 浅草「舟和」の芋ようかん(4位)や日本橋「たいめいけん」のオムライス(9位)など、全国区の「うまいもの」を抑えての受賞に、同紙編集部は「歴史を感じさせる商品名が受けたのでは」と分析する。

 渡辺さんは「まさか1位になるとは思わなかった。日本人のDNAに訴えるものがあったのかも」と話す。

 もちろん、味にもこだわっている。純度の高い砂糖を使用。開いた形を整えるために使った求肥(ぎゅうひ)は、もちもちした食感が好評だという。

 昨年の討ち入りの日は営業時間中に売り切れただけに、渡辺さんは「今年は来ていただいたお客さん全員に渡したい」と張り切っている。

 1個178円(税込み)。店頭のほか、ホームページからも注文できる。

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