カプセル玩具に、はにわ、土偶2007年12月03日 埴輪(はにわ)や土偶が出土――。と言っても玩具の話。甲府市下曽根町の県立考古博物館にあるカプセル玩具が人気だ。200円を入れてハンドルを回すとカプセルが飛び出す。中には埴輪や土偶などが入っている。一見、マニアックな商品だが、本物そっくりの出来栄え。県内では同博物館のみの販売という。玩具目的に来館するファンもいるようだ。
このカプセル玩具は、「歴史ミュージアム 埴輪と土偶+(プラス)土器」。埴輪や土偶、縄文式土器など9種類と「隠れキャラ」が一つの計10種。埼玉県行田市の卸業者によると、関東地方では、他には群馬や神奈川の博物館など数カ所に置いてあるだけという。 同館によると、カプセル玩具は04年7月、土産品の一つとして販売を始めた。今では着実に売れ行きを伸ばしている。約30種類ある土産品のうち、勾玉(まがたま)ストラップと1、2位を争う人気商品だ。対象年齢は6歳以上。だが、むしろ大人に人気で、購入のためだけに来館する人もまれにいるという。 人気の理由は、カプセル玩具ならではの「何が出るかわからない」という高揚感。加えて、驚くほどの精巧さだ。左足部分を欠いた状態で発見された遮光器土偶は、しっかり左足が外れる仕組みになっている。「リアルさ」を誇る外見だけではなく、マニアの心をくすぐる趣向が凝らしてあるのだ。 製造元は、東京都台東区の玩具メーカーのエポック社。これまで約30万個が売れたという。担当者は「開発段階から『忠実に』と、ディテールにこだわった。学校の教材に使っている先生もいると聞いた」と胸を張る。 博物館がカプセル玩具を導入して3年。人気は衰えない。集団で来館者が訪れた時は、20個近くのカプセルがすぐに売り切れになることもある。同館総務課の篠原弓宮(ゆみ)さんは「玩具のために来館する人もいるので、全種類を常に入れておかなければ、と思っています」と話す。その上でこう付け加えた。 「もちろん展示品も見てくださいね」
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