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編集は相性に注意 動画撮影・編集の比較(4)

2007年12月30日

 最新ビデオ4機種比較の最終回は、撮影したハイビジョンの動画をパソコンで編集する際の注意点などを紹介します。編集部は、アップルとマイクロソフトのOSを使って、それぞれ編集作業を試してみました。(アサヒ・コム編集部)

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映像の美しさに定評のあるキヤノンのビデオ「iVIS HG10」(手前)と編集ソフト「iMovie’08」が事前に付属している新型「iMac」(奥)

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ビクターのハイビジョンビデオカメラ「Everio GZ−HD7」。撮った映像をパソコンを使わずにDVDに書き込む別売りの「CU−VD40」も強力だ

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編集ソフトはコーレル製の「ビデオスタジオ11」を使用。タイトル編集、特殊効果、色補正など様々な機能が手軽に扱える

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ハイビジョン映像をスムーズに編集できた「iMovie’08」

 使ったパソコンは、中央演算処理装置(CPU)にインテル製のCore2Duoの2・4Ghz、2GBのメモリーを搭載した「iMac」。OSは10月に発売されたアップルの「レパード」。使い勝手を同じパソコンで比べるため、1月に発売されたマイクロソフトの「ウィンドウズ・ビスタ」も、ブートキャンプ機能を使ってインストールしました。

【キヤノンのビデオと「レパード」】

 キヤノンのビデオ「iVIS HG10」で撮った動画を、レパードに付いている編集ソフト「iMovie’08」で編集するため、ソフトを立ち上げ、USB2・0ケーブルでカメラとパソコンをつなぎます。カメラには充電バッテリーを内臓していましたが、電源アダプターとつなぐよう指示が出ました。パソコンから直接、カメラ内のデータにアクセスするため、編集中にカメラの電池が切れてデータが破損する危険を避けるためのようです。

 動画を取り込むための画面を立ち上げると、何度かに分けて撮影した動画の冒頭部分が、サムネイルとして表示されました。何を撮ったかを一覧できるのは、ビデオテープにはない長所です。必要な動画だけも選択できますが、今回はすべてを取り込んでみました。所要時間は、撮影時間とほぼ同じ。

 タイムライン上に動画をドラッグ&ドロップで置いていきます。マック特有の直感的な操作で、簡単に順番を入れ替えることもできます。画面右下にある特殊効果をマウスでつかんで動画にかぶせると、あっさりとテレビ局さながらの映像ができあがりました。明るさや色調整、さらには映像を部分的に大きく見せるといった操作も、ことのほか簡単。

 少し気になったのは、動画を説明するために使うキャプション機能の弱さ。1シーンに入れることができるキャプションは最大2本までで、描画ソフトで描いたロゴを入れると他のキャプションは入れられませんでした。

【ビクターのビデオと「ビスタ」】

 「ウィンドウズ・ビスタ」には動画編集ソフトが付いていないので、ビクターの「Everio GZ−HD7」で撮った動画は、11月の販売数1位(BCN調べ)のコーレル製の「ビデオスタジオ11」を使うことにしました。

 パソコンとUSB2・0ケーブルでつなぐと、カメラは外部記憶装置として認識されます。編集ソフトを立ち上げてデータを取り込もうとしましたが、うまくいかない。映像データ(TOD形式)が認識できないようです。カメラ付属のソフトをインストールすると、MPEGという一般データに変換できました。コーレル社によると、10月に発売した編集ソフト「ビデオスタジオ11プラス」なら、こうした変換をしなくてもデータを直接読み込めるということのようです。

 変換したデータは、編集ソフトで簡単に取り込めます。データをフィルムに模したタイムライン上に置いていくと、映像ができあがります。明るさや色補正ボタンもわかりやすく、映像にアクセントをつける特殊効果も50以上ついています。複数本のタイトルを入れることができ、縦書きや斜め書きなど自由度が高い。

 不満が残ったのは、編集時に映像の動きがぎこちなくなることです。動画の動きが速いときや特殊効果を入れると、その傾向は顕著です。情報量の多いハイビジョンデータは、マシンパワーやOSの処理速度に大きく依存するようです。

 こうした問題に対応するため、今回使ったソフトには「スマートプロキシー」という機能がありました。重い実データを軽いデータに変換し、まずは軽いデータで編集作業を行い、その後でDVDなど映像を書き出す際に実データに置き換えるというものです。しかし、この機能を使ってもまだ、ぎこちなさを感じました。

 今回もつっかかったように、動画をパソコンに保存する際に注意が必要なのは映像記録方式。動画とパソコンの相性、さらには編集ソフトとの相性も考える必要があります。ビデオにそれぞれ付属されている編集ソフトを使えば問題はないですが、使い慣れた編集ソフトを使うつもりなら、購入前に調べておいた方がよさそうです。

 キヤノンなどが採用しているAVCHDという方式も、iMovie’08ではすんなり認識されましたが、編集部で以前から使っている編集ソフトでは読み込めませんでした。アップルによると、iMovie’08は、ほぼ全カメラに対応するといいますが、ビクターの「GZ―HD7」で撮った動画は取り込めませんでした。

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