ちゃんぽん道場、起業も味も指南します2008年01月13日 厨房(ちゅうぼう)の広さは客席の2倍、コックは元ホテルのベテランシェフ。そんな一風変わったちゃんぽん屋が福岡県久留米市大石町に10日、開店した。市内の経営コンサルタントが自ら手がける店で、飲食店の起業を希望する人が料理づくりや接客のノウハウを実践的に学ぶ「教室」にもなる。全国でも珍しい試みで、久留米商工会議所は「繁盛店をつくる道場になって、市内の飲食業界を一層活性化してほしい」と期待を寄せている。
この店「ちゃんぽんセンター」を開店させたのは経営コンサルタントの松尾英伸さん(42)。きっかけは、市内の飲食業者の相談を受ける中で、資金調達や店の運営、組織づくりを教えることはできても肝心の料理の味やメニューまではアドバイスできないジレンマがあったからだという。 「一度『おいしくない』という烙印(らくいん)をお客に押されると、その後の経営は厳しくなる。開店前に味のてこ入れができないか、とかねて考えていた」 ホテルニューオータニ博多(福岡市)で宴会担当などのシェフを20年間務めた古川賢さん(44)をパートナーに、総合的、実践的な飲食業コンサルを目指す別会社を昨年8月に立ち上げ、「店舗兼教室」を準備してきた。 ちゃんぽんにしたのは長く続けるためで、競合店の多いラーメンや焼き鳥を避けた。店では古川さんが中心になり、「クルメちゃんぽん」を1杯650円で出す。起業を目指す人たちはこの店で働きながら、料理づくりや接客の実地研修を積むことになる。 教室を兼ねるため、広さ30坪ある店舗の客席数は20席で、3分の2は厨房のスペース。中にはちゃんぽん屋には必要ない大きな作業台や蒸気オーブンの設備もあり、和洋中さまざまの料理の研修やメニュー開発にもあたる。 まずは店を軌道に乗せるのが第一歩で、起業希望者を迎えるのは4月からの予定。松尾さんは「技術や経験がなくても起業に熱い思いを持った人を応援したい」と話す。 16日まではプレオープンでちゃんぽんが半額。19日に正式オープンする。問い合わせは同店(0942・46・5570)へ。 あなたの口コミ募集中!
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