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卵の殻に入った「元気たまごぷりん」

2008年01月15日

 意表をつかれる。ケーキ店のショーケースの中央に鎮座した姿は、鶏卵と見まがう。

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中身はもちろん、どこまでも「卵」にこだわったプリン

 実は、宮崎県都城市早鈴町の「ケーキの店 Taiki」のオーナーシェフ、栄福泰信さん(40)が考案した「元気たまごぷりん」。02年6月から発売を始めた正真正銘の菓子だ。

 地元産を中心に県内産の卵を原料に用い、余った殻がそのまま容器に。商品を包むパッケージも、鶏卵業者が実際に使う紙製のパックを譲り受ける。

 だから、ばら売りはしない。パックに合わせて6個入りと10個入りのセットのみで、スーパーの卵売り場と同じ。どこまでも卵にこだわった意匠を貫く。

 原料の牛乳も地元企業の製品で、「霧島山麓(さんろく)の新鮮な卵と牛乳がたっぷり」とうたう。なめらかでコクのあるプリンを食べ進むと、殻の底からシロップ。口ですする格好は、生卵と勘違いされるかもしれない。食べ終えれば殻もパックも燃えるゴミへ、というのもエコ的で好ましい。

 「試行錯誤の半年だった」という。卵の殻をきれいにカットすることが、最大の難関だったそうだ。専用の機械は300万円もの高額でとても買えないと、手作業でのカット技術にたどりついた。毎日180〜220個を作るが、作り置きはしない。「新鮮さがなにより」と、栄福さんは胸を張る。

 都城市は牛と豚、鶏肉の各粗生産額が自治体別で国内一。鶏肉の人気も上々だが、「鶏卵の価格は低迷のまま」と業者は嘆く。卵のプリンが逆に鶏卵に元気を与えるかも。そんな思いを抱かせる菓子だ。

 6個入り530円、10個入り880円。問い合わせは同店(0986・26・2286)へ。

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