〈教えてランチ〉1.6キロのギガ丼「破壊王」に完敗東京・武蔵野市 吉祥寺どんぶり 2008年01月17日 読者からの情報をもとに取材、紹介する「教えてランチ」です。(アサヒ・コム編集部) 〈写真特集〉はこちら
味も良いが、量も良い、生姜焼き定食のどんぶり版。常人の胃袋を破壊するどんぶり界の破壊王。百聞は一食にしかず!。(東京・ペンネーム:のぶ太郎さん) JR吉祥寺駅(東京都武蔵野市)から歩いて1分、「吉祥寺どんぶり」と書かれた看板が現れた。店の壁に張られたポスターでは、黄色いTシャツを着た坊主頭のおやじが、どんぶり片手に「ガッツリ パワー」と叫んでいる。カウンター席が10席のみだ。 メニューを見ると、「食えるものなら食ってみろ」と挑発する見出しが目についた。中性脂肪が気になり、日頃から食事制限をして欲求不満の記者のモヤモヤしていた心に火がついた。「破壊王のしょうゆニンニク味をください!」 しばらくすると、直径22センチの丼にご飯と豚肉が山盛りとなった「破壊王」が、豊かなニンニクの香りと共に登場した。 受け取ると、ずしりと重い。ご飯の量は900グラム、肉とネギなどで700グラム。総重量は1・6キロだ。これは、メガ丼ではない。『ギガ丼』だ。破壊王の名には、丼の常識を破壊する意味があるという。 圧倒されながら口に運ぶ。意外にも、あっさりとした肉のうまみとネギの甘み、そして、ニンニクの香りが混然一体となって、ガツガツいける。完食できそうだ、と最初は勢いづいた。だが、半分を食べたころ、突如、胃に「ドスン」というブレーキがかかった。 と、その時、店内に張られた文字が目に入った。「破壊王 逃げちゃだめだ」。生卵をかけて、変化をつける。まろやかな味になり、食が進んだが、長続きはしない。食べ放題のキュウリの漬けものをトッピングしたり、みそ汁を飲んだりしたが、ギブアップ。備え付けのマヨネーズやトウバンジャンで、味に変化をつける手はあったが……。 店員の話によると、15分で完食する人もおり、多くはやせ形。最高で2キロ以上をたいらげたという。多い日で10杯から15杯ほど「破壊王」は出るが、半分がギブアップする。「完食すると動けなくなりますから、無理なさらずに」 昔、居酒屋で働いていた店長の吉川彰さんは、「おなかをすかせ、牛丼屋へよく行った。大盛りでもまったく足りない。それなら、満足できる丼を作ろう、と店を開いたんです」と話す。 肉は国産にこだわる。さしの入り方が良く、ジューシーさが外国産とは違うという。ネギは青ネギも使用し、甘みを引き出すため切り方にまでこだわる。秘伝のたれは、1日10キロのニンニクを使ったしょうゆベース。「しょうゆは、毎日でも食べられる日本人の身近な味」と半年をかけて開発した。豚肉は鳥ベースのスープでゆで、余分な脂を落とし、マイルドな味に整えている。 学生時代なら完食できたと言い訳すると、「みなさん、そうおっしゃいます」と店長。 今回は超大盛りの「破壊王」を注文したが、普通盛りもある。といっても、他店でいう大盛りに相当する。記者は、食べきれなかった分を持ち帰って1日の食事とした。卵をかけた場合は、いたみやすいので、早めにどうぞとのこと。
【メニュー】しょうゆニンニク、しょうゆショウガ、塩ニンニク、塩ショウガ(それぞれ550円)、ニラもやし(650円)、破壊王(1100円)=いずれも丼、旨豚カルビ丼(580円)、みそ汁と生卵がつく。テークアウトもでき、温泉卵がつく。 あなたの口コミ募集中!
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