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ミウラーゼって何?

2008年01月31日

 神奈川県の三浦の新しい名物づくりを目指し、地元農家と茨城県つくば市の種子開発会社が一緒に取り組んだ新品種野菜「ミウラーゼ」が今月中旬から出荷されている。ブランド野菜としての価格安定感や、地元主力のダイコンのような大型野菜を相手にする重労働の軽減化も期待されている。

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「ミウラーゼ」について話し合う関係者ら=神奈川県三浦市三崎町で

 ミウラーゼは、つくば市で漬物製造加工販売や種子開発に取り組む会社を営む中西慶次郎さん(51)が、からし菜とザーサイを交配して開発。「海野」の名称で、昨年10月に種苗法に基づく品種登録をした。

 わさびを思わせる辛みとシャキシャキ感に加え、冬野菜特有の甘みが持ち味。中西さんは「ビタミン、鉄分が多く含まれ、サラダやいため物、スープなど様々な調理法で味わえるのが特徴」と話す。

 中西さんが温暖な三浦で実験的に新種野菜の開発に取り組み始めたのは7年前。しばらくして、近くで農作業をしていた青木喜一さん(60)と知り合い、トラクターや消毒機などの機材を貸してもらったという。

 商品化のきっかけは、昨年3月に青木さん宅で開いた三浦地鶏の試食会だった。この席で、中西さんの開発した野菜を出したところ、出席していたフランス料理や中華料理などの調理人たちから「おもしろい味」「是非うちで使いたい」という声が相次いだという。

 生産者の立場としても、一束あたり300〜400グラムの新品種野菜に魅力があった。

 三浦の主力野菜であるダイコンやキャベツはいずれも出荷用のケースに入れると約12キロになり、移動させる時に重い。これに比べ、新品種は1ケースあたり約6キロと軽く、高齢化している農業従事者にも適応する野菜として期待される。

 農家6人と中西さんらで昨年6月、「三浦市・軽作業化対策研究会」を立ち上げ、出荷に向けた研究を重ねた。

 また、ダイコンやキャベツは年ごとの全国的な生産量によって価格が左右されやすく、農家収入の不安定化につながる。ミウラーゼは品種登録により育成権者以外は栽培できない。生産者側で市場への供給量が調整しやすく、価格の安定が見込めるという。

 今年は計50アールほどの畑で栽培し、3月中旬までに約20トンを東京の大田市場に出荷する予定だ。

 研究会会長を務める青木さんは「ミウラーゼを三浦の独自ブランドに定着させ、消費者へのアピール、価格の安定につなげたい」と意気込む。

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