学生よ、バーへ行こう2008年02月11日 「バーの良さを同世代に伝えたい」と神戸大(神戸市灘区)の学生グループが、神戸の繁華街・三宮周辺のバー42店を紹介したガイドブック「バーへ行こう。 三ノ宮編」(カラー80ページ、525円)を出版した。店の雰囲気やマスターの人柄を楽しい文章と写真で紹介した。発売1カ月。書店に並んだ1000部の半分以上がすでに売れるヒット作となっている。
出版したのは、グループ「nico(ニコ)」。メンバーは4年佐藤充紀さん(22)、同村上侑さん(23)、同森優樹さん(22)、同吉田隆史さん(22)、3年木村元さん(21)の5人。 「学生時代に何か形に残ることをしたい」。佐藤さんは3年の秋、そんな思いを抱えながら、毎晩、部屋でビールや焼酎ばかりを飲んでいた。手には村上春樹の小説。そのうち、小説に繰り返し出てくるバーに興味を持った。大人の雰囲気、クールな会話……。 酒は好きだけれど、バーは敷居が高い。そんな思いを持った自分のような学生は多いんじゃないか。「若者の目線から、フリーペーパー(無料情報誌)で三宮のバーを紹介したらどうだろう」。06年10月、友人の村上さん、森さんに声をかけ、nicoを結成した。 名刺を刷り、3人でJR三ノ宮駅を中心に開店前のバーに飛び込み営業を始めた。フリーペーパーの掲載料は1店1万円。「帰れ」「いらん」。最初は取り合ってもらえなかった。それでも、熱意が伝わった18店が協力してくれた。 昨年1月に第1号の1万部を発行、各バーや映画館、コンビニエンス店などに置いた。その後もほぼ毎月1回の割合で発行した。4年生になり就職活動が本格化したが、企業の面接会場から直接バーに営業に向かった。回ったバーは300店に上り、掲載店は43店まで増えた。 だが、すべてのバーで若い客が増えたとは言えなかった。「バーに恩返しするためにも、しっかりした本にしよう」。昨秋にはメンバーに吉田さんと木村さんを加え、5人でこれまでに回ったバーの中から本に載せるバーを厳選、取材をやり直した。 ――財布にやさしい? 「nicoを見た」と言うと、なんと学割がききます♪ ひとりで来ている女性客とか多いし、マスターの人柄どおりの気取らないお店やで。 各バーの紹介文は親しみが持てるよう会話形式。酒に関するうんちくやバーのマナーも勉強してコラムに書いた。昨年12月、1000部の出版にこぎ着けた。 ジュンク堂書店三宮店、ブックファースト三宮店、梅田店など5店に置いてもらっている。これまでに約700部が売れたという。ブックファースト三宮店の竹中雅人店長(31)は「バーだけを紹介する本はなかった。若者だけでなく、40〜50代のサラリーマンや女性も買われて行きます」と話す。 佐藤さんらは「1人でしっとり飲む、2人で語り合うなど、それぞれのバーの楽しみ方が伝われば。学生にとってバーは異空間だけど、この本で魅力を知ってほしい」と話す。問い合わせはメールでnico(nicogroup.nico@gmail.com)へ。 PR情報この記事の関連情報コミミ口コミ
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