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海洋深層水で漂白、ジーンズが味な色落ち

2008年02月22日

 高知県室戸市は「海洋深層水審査会」を開き、広島県福山市の衣料品染色加工会社「四川(しかわ)」(吉田憲司社長)に室戸海洋深層水を給水することを決め、安定供給を約束する確認書を取り交わした。海洋深層水は食品分野を中心に利用されてきたが、衣料品加工という新分野の利用に関係者の期待が高まっている。

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室戸海洋深層水で漂白加工したジーンズ(左)。化学薬品を使ったもの(中央)より、使い古した感じが出ている。右は未加工のジーンズ=高知県室戸市で

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給水決定書を受け取る「四川」の吉田憲司社長(右)=高知県室戸市役所で

 「四川」は、衣料品メーカーなどの注文を受け、ジーンズやTシャツなど衣料品の加工を手がけている。中でもジーンズは使い古した感じのある商品に人気が集まっており、加工工程では次亜塩素酸ソーダなどの化学薬品を使って洗浄する方法をとっている。

 同社は海洋深層水を使って加工する研究を始め、昨年秋、研究用の給水を申請。研究の結果、海洋深層水に含まれるミネラル成分がデニム生地の漂白作用に適し、濃紺の色が薄い茶色みを帯びた色になることがわかったという。また、化学薬品による漂白に比べ、生地の強度が高いという結果も得られたという。

 県外企業への海洋深層水給水は04年のJR四国のグループ企業に続いて2例目。室戸市は四川に年間最大30トンを給水する予定だが、将来は室戸への工場移転などを働きかけていく考えだ。

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