現在位置:asahi.com>コミミ口コミ> 記事

コミミ口コミグルメ

赤貝丼、幻の名物は5店で1日5食が限界

2008年02月19日

 日本一の呼び声も高い宮城県名取市閖上(ゆりあげ)の赤貝。これを地域おこしの目玉にしようと、商工会や漁協が協力し、地元の飲食店が「閖上の赤貝丼」を売り出し始めた。ただ、水揚げが少ないためメニューに載らない日もある。一店舗あたり一日5食が限界の「幻の名物」だ。

写真

閖上の赤貝丼。閖上で揚がったばかりの赤貝8個を使っているという。身は鮮やかなオレンジ色だ。=宮城県名取市閖上の漁亭「浜や」で

 閖上の赤貝は、名取川や阿武隈川から流れ込む栄養分をためこんだ土壌で育まれる。そのため、身が詰まっていてぷっくりと肉厚で、香りも絶品とされる。水揚げされた赤貝は主に東京・築地市場に出荷され、銀座などの高級すし屋では一貫で2千円近い値がつくという。

 「地元が誇れる名物を作りたかった」。名取市商工会閖上地区長の伊藤喜光さんは、昨年夏から漁協や地元飲食店らと赤貝を使った名物づくりの話し合いを重ねてきた。焼いたり蒸したり揚げたりといろいろ試してみたが、結局は「生が一番」と決まった。

 問題はどうやって一定量を調達するかだ。地元では「昔は近所の漁師の家からもらって食べていたけど、最近は全然食べていない」(伊藤さん)代物。市場に出回る量が少なく、地元の店では刺し身はあっても丼は扱っていなかった。

 近年水揚げ量は減少の一途。県漁協閖上支所によると、昨年の水揚げは約20トンと10年前と比べると10分の1程度に減っているという。水質悪化や採りすぎなどが原因とみられている。

 そんな中で「地元に赤貝を回してくれ」と漁師に依頼した。最初は難色を示されたが、「みんなここで生まれ、ここで生活している。損得は考えないで提供しようとなった」(県漁協閖上支所)という。

 昨年暮れから、地元のすし屋や料理屋5店で出されている。料金は赤貝8個をたっぷり使って1人前2100円といったところだ。ただ、漁が行われるのは月に10日程度。水揚げがなく出せない日もある。赤貝丼がある日は各店先に「ゆりあげの赤貝どん」と書かれた赤いのぼりが立つ。

 問い合わせは名取市商工会(022・382・3236)。

あなたの口コミ募集中!

教えて下さい。おすすめランチの店
首都圏にあるランチを食べられる店を教えて下さい。たとえば、6人以上が1つのテーブルなど一堂に会することができる▽野菜たっぷりのランチがある▽有機素材の使用など、安全・健康を考えたランチがある▽時間がないとき、すばやく食べられるランチがある、といった店。投稿をもとに編集部が取材します。抽選でアサヒ・コムのオリジナルグッズをプレゼントします。
こちらをクリックして投稿フォームへ別ウインドウで開きます

PR情報

このページのトップに戻る