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スープカレー横丁、発祥地・札幌に

2008年02月23日

 スープカレーといえば、札幌が発祥の地。その専門店を集めて、ラーメン横丁ならぬ「スープカレー横丁」が4月上旬、札幌市内にオープンする。最大の狙いは同市民でも6割近いという「スープカレー未体験者」を減らし、すそ野を拡大すること。意気投合した不動産会社員とスープカレー情報誌の発行人が、初の試みの仕掛け人となった。

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若者を中心に人気のスープカレー。「横丁」では色んな味が楽しめるようになりそうだ(写真は本文とは直接関係ありません)=札幌市内で

 横丁の場所は、同市中央区南2条東2丁目にある大都ビルの地下1階。1店舗あたりの広さは約16坪(約53平方メートル)で、6店が入る。100件以上の問い合わせがあり、入居する店の選択は最終段階に入っている。

 企画したのは、不動産会社「オークシステム」(本社・東京)の札幌支店長代理・原芳明さん(42)と、スープカレー専門のフリーペーパー発行などを手がける「ティーツーワイジャム」代表取締役・玉木雅人さん(38)。きっかけは昨年7月ごろ、東京から転勤してきていた原さんが支店近くの店で同僚たちとスープカレーを食べた時、上司に「専門店が集まった所はないのか」と尋ねられたことだった。

 スープカレーの「素人」だった原さんは店内でフリーペーパーを見つけ、「玄人」の玉木さんに連絡。食べ歩くことが不可欠と考え、一人で、あるいは玉木さんと一緒に多くの店を回った。

 その結果、「とても癖になる食べ物。横丁をつくることが、客寄せだけではなくスープカレーという食文化の定着につながる」と考えるようになった。

 玉木さんも同じ思いだった。発祥地なのに食べたことのある人が4割ほどにとどまるという現状を打開したいと考えていた。それには、おいしさを知ってもらうのが一番。いろんな味の店を集め、食べ比べられる環境をつくりたいという点でも2人は一致した。

 国内各地や台湾、香港からの観光客の間でもスープカレーへの関心が高まっているが、どういう食べ物なのか、説明するのが難しいという悩みもあった。横丁があれば、それも解決できると思った。

 入居する6店は、スープのベースや具材が異なる店にする予定。うち1店はスープカレー専門店ではなく、インドカレーの店にする。スパイスの奥深さを知ってもらいたいという理由からだ。

 入居店との契約は店舗や設備の賃貸にとどめる。経営を圧迫しないよう、マージンは取らない。横丁の総合デザインは空間デザイナー飯坂健司さんが手がける。

 すでに「機内誌に載せたい」という航空会社や旅行会社などから問い合わせがあるという。

 原さんは「横丁をスープカレーの情報発信基地にしたい」、玉木さんは「すべての具材を北海道産で賄える。味や話題性だけじゃなく、北海道経済の活性化につなげたい」と意気込んでいる。

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