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現代日本の貧しさここに 反貧困映画祭

2008年03月09日

 現代日本の貧困を取り上げた映画や映像を上映する「反貧困映画祭」が29日、東京・一ツ橋で開かれる。学生時代などに誰もが経験するお金の乏しさではなく、頼る人がいない中での本当の貧しさ。深刻な実情を、映像を通して訴える。(アサヒ・コム編集部)

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映画「赤い文化住宅の初子」の場面(C)松田洋子・太田出版/2007『赤い文化住宅の初子』フィルムパートナーズ

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映画「赤い文化住宅の初子」の場面(C)松田洋子・太田出版/2007『赤い文化住宅の初子』フィルムパートナーズ

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松田洋子「赤い文化住宅の初子」(太田出版)

 映画祭は、貧困問題に取り組む市民団体や、労働組合でつくる反貧困ネットワークが主催する「反貧困フェスタ2008」の一環として開催される。

 映画祭の運営を担当するレイバーネット日本は、ネット上で貧困や平和問題に関するニュースを発信している団体。催しの案内や、労働組合などの活動を、動画を交えて配信している。

 映画祭では、松田洋子の漫画を映画化した「赤い文化住宅の初子」(タナダユキ監督)が上映される。主人公の初子は、父親が失跡、母が過労死し、兄と2人で暮らす中学生。電気も止められる生活のなか「がんばれない」女の子の姿を描いた。

 企画した河添誠事務局長は「単にお金がないだけではない。孤独による苦しみも表現している作品」と解説する。

 他にも、不払いの残業代を会社側に求める交渉や、児童扶養手当の切り下げに反対する抗議活動を記録した映像も上映される予定だ。

 「映像には、興味がない人も感情移入させられる力がある。他人事ではないと思わせるには効果的な手法」と河添さん。

 次回からは上映本数を増やし、監督と観客が質疑応答できる場も設けていく予定だという。

 映画祭は3月29日午前10時から、千代田区立神田一橋中学校(東京都千代田区一ツ橋2−6−14)で。フェスタの資料代として500円が必要。

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