携帯フィルタリングは万能か 東京でシンポ2008年03月18日 携帯有害サイトから子どもを守るすべはあるのか。「大人こそネットの初心者」「子どもと向き合わない親も問題」――。東京都港区であったフィルタリングについて考えるシンポジウムでは、規制よりも与える側への注文が相次いだ。(アサヒ・コム編集部)
シンポジウムはNTTドコモが設立した社会科学系研究機関「モバイル社会研究所」が主催し、7日に開かれた。ネット事業者ら約130人が集まった。 シンポジウムでは、ネット教育アナリストの尾花紀子さんが「携帯を与えた後、ルールを守らせない親に責任があるのではないか」と問題提起。「家庭での対話を抜きに規制を強めれば、ネットカフェなど、より目の届かない所に子どもを追いやる」と述べた。 コンテンツ制作などの日本技芸でIT市場の分析をしている濱野智史さんは、オークションを装った出会い系サイトの例を挙げ「コミュニケーションは規制できない」と指摘。「学校裏サイトも含め、もっとネットに触れて、情報を読み取る力であるリテラシーを高める方法を考えるべきだ」と提案した。 批評家の荻上チキさんは、不登校児を励ますサイトなど、学校外サイトの利点に注目し「フィルタリングを強めると、生まれたはずのコミュニケーションの可能性もつぶしてしまう」と訴えた。 会場からは「規制をする親の方がネットに詳しくないのでは」という質問も飛んだ。 尾花さんは「誰かが規制をして安全にしてくれるという発想ではなく、親自身が何とかしようと動くことが必要」と回答。濱野さんは「新しいテレビゲームを遊ぶ前にルールを一通り覚えるように、大人も子どもも、ネットの世界に入る前には習熟期間が必要」と答えていた。 PR情報この記事の関連情報
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親はただネット社会を否定するのではなく、バランスを取って共存する道を選ぶべきです。
そのような意味では、尾花紀子さんの意見は非常に参考になるものでしょう。
新しいメディアはどうしても、負の面ばかりがニュースに取り上げられる傾向にあります。
そのためそのニュースの評価とは別に、各々の親は子供と社会の多様性を理解しつつ、
新しいメディアを分析する必要が出てきます。
親は、自分自身も勉強をしなければいけない時代が到来したことに気付くべきでしょう。
この手の話を聞くたびに、無知とは怖いなぁと感じる。ネットは有害ではなく、情報を取捨選択する能力が求められる。新聞を斜め読みするように、必要な情報だけを拾える能力が必要だと思います。
大人たちの無知ぶりはあきれる。月300円ほどで子供がネットと親しめる=情報の選択を学習できるようになるのに、それすら知らないというのは、毎回の総務省の調査でも出ている。
情報の取捨選択を教えるのを放棄した大人が、駅売りのスポーツ新聞を買っているのだ。そのほうが問題ありなのではないか。
子供を携帯有害サイトから守るといっているが、子供から有害サイトに入るというのが殆どと言うではないか。いじめの道具に使われるなど、いいことは聞かないし子供が携帯電話を持っている意味が分らない。
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