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ビタミンC豊富な「のらぼう菜」 年貢逃れのネーミング

2008年03月23日

 地元の特産品である「のらぼう菜」を売り出そうと、埼玉県中西部の農家が取り組みを始めた。珍妙な名前を持ち栄養豊富ながら、消費者の認知度はいま一つ。存在感を高めようと、新たなメニュー開発などで販路拡大をめざす。

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ビタミンCがたっぷり入った「のらぼう菜」

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試食会では、すし、パスタ、ハンバーグに混ぜた料理がふるまわれた=埼玉県嵐山町の国立女性教育会館で

 のらぼう菜はアブラナ科の野菜。県内では嵐山や小川町など比企郡内で盛んに栽培されている。100グラム当たりのビタミンCの含有量は、ホウレンソウの2倍強といわれる。

 伝わる名前の由来もユニークだ。年貢を逃れようとした農民が、「野良にぼーっと生えていて役に立たない」と役人をごまかした、という俗説もある。

 伝統野菜で、江戸時代から塩ゆでやお浸しとして好まれていたという。小川町では「町の逸品」として、飲食店で具材として多彩に調理されている。しかし、直売所での販売が中心で、生産者にとっては消費拡大が課題になっている。

 19日には嵐山町で、農家をはじめ女子栄養大学などから関係者40人が集まり、試食会が開かれた。刻んで混ぜ込んだハンバーグ、パスタ、すしなどの品々を参加者が味見した。

 調理しても鮮やかな緑が残り、茎も歯ごたえを失わない。料理を口に運びながら、「ほんのりと甘い」「くせがなくて、食欲をそそる色合い」と評判はまずまずだった。

 参加者からは、レストランなどでの売り込みに力を入れるべきだとする提案もあった。さいたま市の農業真々田佐代子さんは「名前も変わっているし、反応が楽しみ。食べた素材をスーパーで買い求めれば相乗効果も期待できる」と後押しした。

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