元ロマンスカー運転士 小田急の名物「鉄」社員に迫る2008年04月07日 小田急電鉄に名物「鉄」社員がいる。特急ロマンスカーの運転士を務めたあと、現在は自身が提案した鉄道グッズ販売事業に携わり、こだわりのある商品を次々に生み出している。(アサヒ・コム編集部)
東京都狛江市の小田急線和泉多摩川駅。改札口すぐそばの高架下に、同社のグッズショップ「TRAINS」がある。中央に巨大なジオラマ(レイアウト)があり、Nゲージ(模型)の電車が走っている。有料(100円)で運転することができる。模型のほか、ロマンスカーをかたどった時計やクッションなど、小田急に関するグッズが並ぶ。その数、100種類。 この店やグッズを担当しているのが、小田急電鉄沿線事業部の濱崎勝明さん(41)だ。 85年に小田急に入社、駅勤務などを経て、特急ロマンスカーなどの運転士を長く務めた。02年に社内で開かれたベンチャー事業提案コンテストで「鉄道グッズの販売」が「佳作」に選ばれ、のちに事業化された。05年、新しくできた今の部署に異動してきた。 アイデアは、運転士時代の経験から生まれたという。 「ロマンスカーを運転していると、本当にたくさんの子どもが手を振ってくれるんです。運転中に応じることはできませんが、業務の合間とかで駅にいるときは、声をかけるようにしてました」 そんなある日、終点の駅で熱心に車両を見つめる車いすの小学生を、運転席に招待した。感激した彼が見せてくれた本の巻末には、小田急の車両の一覧表があり、一度でも乗った車両の番号に線を引いていた。 もっと小田急を好きになってもらうには、グッズを手がけたらいいのでは、と思いついた。グッズ担当になると、「小田急電車手帳」という商品を企画。A6判の手帳で、開くと車両の一覧表があり、自分が乗った場合、見た場合などに印を入れられるようにした。車両の図面は実際に現場で使われているものを使うなど、こだわったという。昨年4月に発売されると、4000個がほぼ完売。第2弾も準備中だ。 濱崎さんは「僕はマニアではない」と言うが、学生時代に鉄道研究会に参加し、駅でのバイト経験もある。今は自宅に、45万円もする精巧なロマンスカー模型を所有している。 そんな濱崎さんの「こだわり」がより発揮されるのは、Nゲージやプラレールといった実車の模型化の仕事だ。模型メーカーとのやりとりで商品を作っていくのだが、試作品ができると「ここは違う」「ここは直して」という注文を出す。 「運転士の視点から見ると、いい加減なものも多いんです。ヘッドライトとテールランプが同時に点灯しているとか、床下の機器が省略されているとか」 室内を走る模型車両には本物よりも明るめの色に塗るのが一般的だが、メーカーによってそのさじ加減が違うため、複数のメーカーの車両を並べると色が違うということがしばしば起こる。濱崎さんは、これを避けるため、後発のメーカーには、最初に出したメーカーと同じ塗料を使うようお願いしたという。 完成すると、必ず自分でお金を出して買うという。「自分もお金を出さないと、お客さんの気持ちはわからない」 そんな濱崎さんの今年の目標は、子供を喜ばせることだという。 3月の新型ロマンスカーMSE(60000形)のデビューと同時に、MSEのグッズとして、お弁当箱や水筒、傘などのグッズの発売を始めた。 「子どもにとって電車は社会への最初の入り口。当たり前のように走っている鉄道だけど、裏では多くの人が見えない努力をして動いている。そんなところまでわかってくれると、運転手出身の私としてはうれしいですね」 PR情報この記事の関連情報 |
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みんなのコメント私はこの駅の利用者なので、この店ができてすぐに行きました。しかし、駅名板キーホルダーで本家本元の和泉多摩川駅のものの表示が間違っているという大失態がありました。なので本当にこだわっているかは疑問に感じますね。ここのテナントは出来てから一向に流行らず、何度も入れ替えがあった揚げ句、小田急直営に至ったという経緯があるので店の行く末には興味がありますね(新宿店は別として)。
凄いこだわりですね!夢が広がる素敵な仕事じゃあ〜りませんか。。これからもっともっと子供達に夢と希望を与えてあげてください。今度はユニークな電車のグッズも良いのではないでしょうか。例えば、顔部分がロマンスカーで胴体部分が通勤車両とか!あと、ロマンスカーから手や足が出てきて「ロマンスカーロボット」になるとか!これからも頑張ってください濱崎さん!
こんな人が作るグッズって、面白そうですよね!やっぱり思い入れ持って作って貰えると、伝わってくるものがあると思います。日本のモノづくりって、こういうことだったなぁと改めて思い起こしました。濱崎さん、頑張ってください。
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