童謡、民謡をヒップポップに 若者ブレーク2008年04月05日 若いパワーを地域の活性化につなげる新しい祭り「舞祭(まいまつり)」が茨城県内で広がっている。童謡や各地ゆかりの曲を、ヒップホップなどにアレンジし、地元の小中高校生がダンスで競演する。現在県内7地域で祭りが生まれ、70チーム2千人が参加。親や祖父母など3世代にわたり、地域間の交流にもつながっている。(中村真理)
「シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ」 童謡の歌詞が米国で生まれた若者の音楽ヒップホップのリズムに乗り、幼稚園児から高校生までが軽快なステップを刻む。日立市の「ひたち舞祭」に参加する踊り手が、今週末の本番前に水戸市でダンスを披露した=写真。時折「それ、それ、それ、そいやー」と元気な声で合いの手が入った。 舞祭は、00年に東京で「大江戸舞祭」として始まり、その後、名古屋市や山形県山辺町などに広がった。地元にゆかりのある歌や童謡をヒップホップなどダンスミュージックに編曲してあり、子供たちにもなじみやすい。 県内では青年会議所が中心となり、日立、龍ケ崎、常陸太田や結城、古河など7地域に普及している。大洗に伝統として残る日本三大民謡の「磯節」や野口雨情作詞の「龍ケ崎小唄」も軽快にアレンジされている。 なかでも、日立市の「ひたち舞祭」は千人を超す踊り手が参加する県内最大の舞祭だ。同市出身の作曲家・吉田正の「いつでも夢を」を踊った同市の高校2年生、海野ちづるさん(17)は、「普段は、地域の曲や童謡を聞く機会はめったにない。前はどういう曲か知らなかったが、踊ることで自分の住む地域にも親しみがわく」と話す。 多世代への広がりや地域間の交流も出てきている。最近では、踊り手の子供たちの親だけでなく、童謡や郷土の歌に親しんできた祖父母の世代も少しずつ参加している。06年度からは、各地の舞祭が交流を深める「いばらき舞祭ネットワーク」ができ、互いの祭りに参加したり、一緒の曲を踊ったりと交流人口は増え続けている。 同ネットワークで事務局を務め、ひたち舞祭の立ち上げにかかわった関谷和行さんは、「お祭りは大人のものという発想を逆転させ、地元の子供たちが主役になり、地域を盛り上げていこうという試み。色々な世代が参加する地域作りにつなげていきたい」と話す。 5、6日には、開催中の日立さくらまつりで、県内最大の舞祭がある。問い合わせは日立市の日立シビックセンター(0294・24・7711)へ。 PR情報この記事の関連情報コミミ口コミ
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