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アニメ「true tears」ロケ地にファン続々

2008年04月17日

 富山県南砺市城端をモデルにした街を舞台に、高校生5人の青春を描いたテレビアニメ「true tears(トゥルー ティアーズ)」の「ロケ地」訪問が、ファンの間で人気をよんでいる。制作したのは、富山県南砺市城端のアニメ制作会社「ピーエーワークス」。県内での地上波放送も8日未明、スタートした。(増田愛子)

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ポスターに手をかける堀川社長

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観光協会前に置かれたファンのノート。ポスターは協会が掲示した

 「true tears」は、同名のパソコン用ゲームを下敷きにして、テレビアニメ用に登場人物などを新しく設定した。男女5人の高校生が、恋や夢に悩みつつ成長していく姿を、リアルに描いている。すでに首都圏のテレビ局やCS(通信衛星)放送などでは放映が終了した。

 制作した同社は、人気アニメ「鋼の錬金術師」などの製作に参加した実績があるが、脚本から携わるのは初めて。「地方都市」という設定だけが決まっていたため、同社を訪れた監督が、街並みを気に入った城端を中心に、県内でロケハンをした。

 主人公が歩く場所は、城端の街中や氷見の海岸。曳山(ひきやま)や麦屋踊りも登場。黒光りする廊下での会話が印象的な主人公の家は、県内の建築家に「富山風」のイメージ図を作ってもらうほどこだわった。「その分、描写に重みが出た」と堀川憲司社長(42)。

 首都圏などで放映が始まった1月以降、ファンが城端を訪れ始めた。ふだん中高年の観光客が多いため、若者が作品に登場する建物などを撮影する姿は、目立ったという。JR城端駅内の観光協会にファンが置いたノートには、滋賀や埼玉などから訪れたファンの書き込みが並ぶ。

 悩み、傷つき、時にずるさも見せる登場人物。堀川社長は「アニメの世界は、まだ等身大の人間を描く作品のニーズは低い」。それだけに、城端を訪れるファンの反応を「色々な楽しみ方をしてくれている」と歓迎する。

 平均年齢26歳の若いスタッフへの刺激という意味も含めて、今後も作品のジャンルにはこだわらず、「『安心して見られる』というブランドを確立させたい」と、堀川社長。原作から携わった作品を制作することが目標だ。

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