あねさん女房ゴリラ、逝く2008年04月12日 浜松市動物園で飼育していたニシローランドゴリラの雌「ダイコ」が死亡したと発表した。推定32歳で、人間に当てはめると40代前半だった。同園は、ダイコを「姉さん女房」として甘えてきた雄の「ショウ」がショックを受けないよう、当分は死に気づかないよう配慮しているという。
ダイコは2月ごろからやせ始め、栄養剤を与えたが回復しなかった。今月4日午前8時ごろ、飼育室でうずくまって死んでいるのを職員が見つけた。死因は肺の腫瘍(しゅよう)とみられている。 カメルーン生まれのダイコは82年春、年下のショウと一緒に和歌山県のアドベンチャーワールドから市動物園にやってきた。ショウとの半年の年齢差以上にダイコは「姉さん女房」で、体格が大きいショウの方がダイコに抱きつき、子どものように離れなかったという。 ニシローランドゴリラは絶滅危惧(きぐ)種だが、2頭は子宝に恵まれなかった。ショウは02年、繁殖のために上野動物園に行くことが決まった。ショウに麻酔を打って連れ出そうとした獣医師の牧野良則さん(45)は、その後ダイコに嫌われ、飼育室でそっぽを向かれるようになったという。 ショウは2年後、繁殖を果たせないまま戻ってきた。ダイコはそれまでと同じようにショウを受け入れ、穏やかに暮らしたという。 ゴリラは繊細で傷心から突然死することがあるため、ショウのもとにはダイコのにおいがしみついた毛布を入れてある。ショウはダイコを探すしぐさを見せ、死には気づいていないようだという。しかし、いつまでもごまかし続けるわけにはいかず、牧野さんは「いつ毛布を引きあげるか、悩ましい」と話す。 来園者用に20日までダイコの遺影と献花台をショウから見えない位置に置く予定だ。 PR情報この記事の関連情報コミミ口コミ
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