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どうして? 洞爺湖サミットの影響でパチンコ新台を自粛

2008年04月12日

 山形県内のパチンコ店で作る県遊技業協同組合連合会(県遊技協、山形市)は、6月5日から47日間、新台入れ替えを自粛する。新台入れ替えには警察官の立ち会いが必要だが、県警は7月に北海道洞爺湖町で開かれる主要国首脳会議(G8サミット)に多くの警察官を派遣する見込みで、県警側の事情を組合側が配慮した。月に数回、新台を導入して集客の目玉にしている業界にとって、痛いサミット開催になりそうだ。(川原千夏子)

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パチンコ店の前には新台入れ替えを知らせるのぼりが並ぶ=山形市馬見ケ崎3丁目

 パチンコ店は風営法に基づく風俗営業の許可を受けねばならない。山形署生活安全課によると、同署管内では店が閉店後、業者が新しいパチンコ台に入れ替え、翌日の開店前に警察官が機種や台数を書いた申請書と設置した台を照合し、営業許可を下ろすという。

 サミットは7月7日から9日までだが、空港や港湾などの警備のために6月上旬から約1カ月間、全国の警察官が洞爺湖町と周辺地域に特別派遣される。約2万人が沖縄県に派遣された00年の九州・沖縄サミットと同規模になる見通しという。こうした状況を受け、全国遊技業協同組合(東京都)は、都道府県の遊技協に対し、3月5日からサミット開催期間までのうち、1カ月間を目安に新台入れ替えの自粛するよう申し入れた。

 警察庁からの正式な要請はまだ出ていないが、県警からの派遣は100人超になるとみられる。県遊技協は、県内の全109店舗で6月5日から7月21日までの47日間、新台だけでなく、旧型の台も入れ替えを自粛するよう申し合わせた。

 「ベガスベガス」など県内に11店舗を展開する大成商事(山形市)は「当社では月に数回、入れ替えている。自粛の影響は、言えない」としているが、「CR新世紀エヴァンゲリオン〜使徒、再び〜」や「CR冬のソナタ2」といった人気機種が、各店とも年明けから春にかけて集客の目玉になってきたことは否めない。

 県遊技協の担当者は「洞爺湖サミットは、環境問題がテーマになるので、新台入れ替えに伴う旧台の廃棄など環境に配慮した面もある」とする一方で「『エヴァ』や『冬ソナ』でパチンコは明るい遊技と見られるようになったが、新台が入らないと、店同士の行きすぎた出玉競争になりかねない」と懸念している。

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