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富山湾のホタルイカ漁 3年ぶりに好調

2008年04月12日

 富山湾の春の味覚・ホタルイカ漁が、3年ぶりに好調な滑り出しだ。今年は新湊沖など県西部から揚がり始め、最近は県東部に拡大しつつある。3月の漁獲量は県全体で約622トン。一昨年の4倍、昨年の2倍近い水揚げだ。

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射水市の新湊漁港に水揚げされたホタルイカ

 新湊漁協(射水市)によると、今年のホタルイカはいつもより半月早く、2月初旬からとれ始めた。3月の漁獲量は約205トン。昨年3月の約49トンに比べて約4倍になっている。

 9日も約4.8トンが水揚げされ、好調が続く。3月初旬に1キロ当たり3千円の高値がついたときもあったが、最近は落ち着き、この日は200〜330円で競り落とされた。同漁協の競り人、清水美喜雄さん(62)は「出足好調だが、少し減り気味なのが心配。魚津の方に移っている感じがする。このまま好調が続いてほしい」と話す。

 漁を終えて帰港した新徳漁業代表の塩谷俊之さん(50)は「今のところはいいが、今後どうなるか。去年と一昨年が悪すぎた。平年と比べれば、今年は悪い方」と語る。

 県農林水産総合技術センター・水産研究所(滑川市)によると、3月の全漁獲量は約622トン(暫定値)。07年3月が約294トン、06年同が約149トン。05年同の920トンには及ばないが、06年の全漁獲量(582トン)を上回っており、今年は3年ぶりに活況を呈している。

 好調の理由について、同研究所海洋資源課の南條暢聡・主任研究員は「去年、ホタルイカの大産卵場がある山陰沖の水温が比較的高めに推移していた。メカニズムは解明されていないが、過去のデータを突き合わせると、富山湾の漁獲量が増える兆候があった」と話している。

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