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ホッピーでハッピー アントキの猪木さん、うんちく歌う

2008年04月21日

 ビールのようでビールじゃない――。中高年世代には懐かしい麦芽発酵飲料ホッピーの歌を、新宿区西早稲田に住む音楽家、敏(びん)トシさん(64)が制作している。若者たちも踊れるようアップテンポのロック調のメロディーになるという。「世の中の不景気ムードを吹き飛ばしたい」との思いから、敏さんと親交のあるタレントで、人気上昇中のアントキの猪木さん(34)が歌うことになった。(小泉信一)

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音楽家の敏トシさん(中央)。右がアントキの猪木さん。高田馬場の居酒屋でホッピー談議に花を咲かせた

 敏さんは葛飾区の亀有育ちで両国にある日大一高を卒業後、音楽の世界に。歌手・森山良子さんのバンドにドラマーとして加わり、全国を公演した。森田公一さんやいずみたくさんのアドバイスを受け、25歳の頃、作詞も作曲も手がける音楽家になった。大ヒット曲にダークダックスの「花のメルヘン」。「サッポロ一番みそラーメン」など人気CMソングも数々ある。

 趣味は居酒屋巡りだ。毎晩のように西早稲田の自宅近くや池袋、新宿などの飲み屋に顔を出している。焼酎ブームにあやかり、03年には宴会ソング「焼酎ルンバ」という曲も発表し、通信カラオケにも入った。

 敏さんの世代にとってホッピーといえば、「路地裏の安い居酒屋で飲む酒」「学生時代に飲んだ酒」という暗いイメージが強い。だが、最近の「下町ブーム」もあり、マスコミなどで取り上げられ、売り上げは急上昇。ビールに比べて低カロリーであることや、痛風の原因とされるプリン体を含んでいないことから、健康志向のネクタイ族にも人気が広まった。赤坂や白金などオシャレな街の居酒屋にも、「ホッピーあります」という張り紙が目立つようになった。

 ♪ ホッピーでハッピー あなたと出会ってハッピー

 思わず口ずさんでしまうような歌の題名は「ホッピーの詩(うた)」。明るく楽しい乗りで、「ホッピーの正しい飲み方」についてのうんちくも歌詞の中に入っている。敏さんの自宅スタジオでデモテープを現在作成中で、この夏には発売したいという。

 歌い手は、「元気ですかー!」と、プロレスのアントニオ猪木さんの物まねで、お笑い番組などに引っ張りだこのアントキの猪木さん。以前から敏さんと親しかった。高田馬場の居酒屋でホッピーを飲みながら相談したところ、二つ返事で了解してくれた。

 「僕も居酒屋巡りが趣味です。ホッピーを飲んで元気になり、ハッピーになりたいですね」と話している。

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 ホッピー 赤坂に本社を構える飲料メーカー、ホッピービバレッジが戦後まもないころ、開発した。麦芽とホップでつくった飲料でアルコール度数は0.8%。当時、庶民の手に入るのは密造酒や工業用アルコールなど怪しげな酒ばかりで、ホッピーもビールの代用品として闇市などで出回った。ジョッキに注ぎ、冷たい焼酎と割って飲むのが「正しい飲み方」とされる。氷はあまり入れない。

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