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7万円起業の主婦、今や年商1億円 抱っこひもで韓国進出

2008年04月24日

 赤ちゃんを抱っこする布ひも「ベビースリング」の販売で急成長した「北極しろくま堂」(本社・静岡市葵区)が24日、韓国にソウル支社を開く。同社は7年前、主婦の視点でスリングに注目した社長の園田正世さん(41)が元手7万円で起業し、今や年商1億円を超えた。園田さんは「抱っこによる肌のぬくもりや親子のきずなを韓国にも広めたい」と意気込んでいる。(竹田麻衣)

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北極しろくま堂の園田正世社長とベビースリング(右)

 園田さんは次女を妊娠中の99年、東京の妊婦向けイベントで米国のスリングに出会った。「魔法の布みたい」。7万円で約15点を輸入し、01年にネットショップを開いた。綿の入れ具合、布の強度、通気性やデザインにもこだわり、日本人に合ったオリジナル商品を開発。現在では千種類を超え、東京と神戸に直営店を持つまでになった。

 スリングをより広めようと、園田さんは気候や人々の体形が日本と似ている韓国に注目。しかし、韓国では赤ちゃんを連れて外出する女性は少なく、抱っこひもをしている人はほとんどいなかった。現地では「韓国では赤ちゃんがいかに優秀に育つかということに関心が集まっている。肌の触れあいや優しい育児では見向きもされませんよ」という指摘も受けた。

 しかし、園田さんは「抱っこすれば、赤ちゃんの情緒が安定し、無駄に泣くことがなくなる」として、英才教育熱の高いソウルでの支社開設を決断。「はじめの販売文句は若干変えるが、最終的には親子のきずなや温かさを実感してもらいたい」という。

 現地には日本語の話せる韓国人女性スタッフ3人をおき、スリングの講習会や百貨店での販売を予定。24日には韓国向けのネットショップもオープンさせる。園田さんは「赤ちゃんて温かい、赤ちゃんてこんな顔をするんだということを、世界中の人に知ってもらいたい」と話す。

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