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コミミ口コミ鉄道

つくばエクスプレス、夜の市街地にこつぜんと

2008年06月07日

 夜の道路になぜ電車?――。つくばエクスプレス(TX)を運行する首都圏新都市鉄道(本社・東京都台東区)は、秋に導入する予定の新車両を、茨城県のJR土浦駅からつくばみらい市のTX総合基地まで、トレーラーに積んで一般道を使って運んでいる。導入後は現状で1時間最大17本の運行が20本まで可能になる予定で、朝夕のラッシュ時の混雑もちょっぴり緩和される見通しだ。(伊藤悟)

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トレーラーに積まれつくばみらい市の総合基地へ向かうTX車両=土浦市

 新車両は日立製作所笠戸工場(山口県下松市)でつくられ、土浦駅までJR線を使って鉄道輸送されて来た。そこからTXの線路に載せ替えるまでは、1両ずつトレーラーで運ばれる。

 新車両はいずれも、現在、つくば〜秋葉原で運行しているのと同じ交直流車のTX2000系。守谷以南のみ運行が可能な直流車の同1000系とは違って、全区間に対応できる。新たに側面中央部分と先頭車両の前面にV字の赤い線が入った。

 また、ドアにかばんなどが巻き込まれにくくなるようゴムの材質を硬くし、内装も座席シートが柔らかくなったり、つり革が増えたりなど改良された。すでに2000系で実施している車内での無線LANにも対応している。

 秋のダイヤ改定までに4編成24両を導入する予定。導入後、同社の保有車両は両系合わせて34編成となり、ラッシュ時の本数の増加や現在30分間隔で運行している快速の間隔短縮などが検討されている。

 また、2000系を増やすことで、現在は守谷駅始発が多い朝の通勤時間帯に、つくば駅発の本数を増やすことができ、大型マンションの建設で乗客増が見込める研究学園駅や万博記念公園駅の乗客の輸送にも対応できる。

 6、7月に12両ずつ運ばれる。6月の陸送は4日から7日までで、毎日未明に土浦駅を出発し国道354、294号などを通り、約2時間かけて約32キロ先の車両基地に到着する。輸送途中の道路では、鉄道愛好家やすれ違う人たちから、注目されている。

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