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金刀比羅宮 書院の美−応挙・若冲・岸岱−
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(こんぴらさんと私)画家・作家 赤瀬川原平さん 今に通じる観察眼

(07/18)

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 金刀比羅宮には3回行ったことがあります。1回目は学芸参考館、2回目は高橋由一の作品、3回目は現地公開された円山応挙や伊藤若冲(じゃくちゅう)のふすま絵を中心に見ました。

 日本の絵画はスリリングですね。ふすまを開けると今見えている絵が隠れていきながら、次の絵が見えてくる。次に何があるのかな、と思わせる緊張感がある。自然と姿勢を正して見てしまいます。

 日本の絵は、一見さらっと流して見てしまいそうになる。でも応挙や若冲の絵をよくよく見ると、すごくまじめに写生していて、今に通じる観察眼があります。

 現地公開や展覧会ではふすまは動かせないし、人で込み合って見えにくいかもしれない。でも、金刀比羅宮の書院に招かれ、畳に座って絵を眺めているところを頭の中で想像すると、応挙や若冲の良さが見えてきますよ。

 =おわり

   *

 東京芸大大学美術館で金刀比羅宮展開催中(9月9日まで)


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