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若冲や応挙の逸話披露
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伊藤若冲や円山応挙など江戸期に活躍した京都の画家たちについて説明する狩野博幸・同志社大教授=琴平町の金刀比羅宮・高橋由一館で
「金刀比羅宮 書院の美」(同宮、朝日新聞社主催)が開かれている琴平町の同宮で14日、同志社大の狩野博幸教授による講演会「金刀比羅宮と京都の画家――若冲(じゃくちゅう)を中心に」が開かれた。同宮と江戸時代の画家たちにまつわる逸話に、参加した約80人が熱心に耳を傾けていた。
狩野教授は京都国立博物館に勤めていた00年に「若冲 没後二〇〇年」展を企画。計9万3000人を集め、江戸中期に京都で活躍した伊藤若冲の人気に火をつけた。
講演では、京都の文化人を紹介した18世紀後半の目録「平安人物志」に若冲の名前が何度も登場することを挙げ、「当時は決して無名の画家ではなく、トップランナーだった」と指摘した。
また、同宮の書院にあるふすま絵をスライドを使って詳しく解説した。円山応挙が手がけた「山水の間」については「応挙がついにたどり着いた写生技法で描かれた作品で、言葉を失うほど見事だ」と評価した。若冲の「花丸図」では「若冲は金持ちで当時最もいい絵の具を使っていたので、現在でも非常に美しい色が残っている」という秘話を披露した。
参加した大阪市の桜木正雄さん(65)は「講演を聞いて若冲や応挙の魅力を再発見できた。知識が深まったので、ぜひもう一度書院の美展を見学したい」と話していた。