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「若冲の花」語る 「花おりおり」の湯浅さん
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若冲の障壁画の特徴を解説する湯浅浩史さん=金刀比羅宮で
琴平町の金刀比羅宮で開催中の「金刀比羅宮 書院の美」(同宮、朝日新聞社主催)の関連イベントとして、昨春まで本紙1面でコラム「花おりおり」を連載していた湯浅浩史・東京農業大教授が24日、同宮で「若冲と金刀比羅宮の花絵図」と題して講演した。
「奇想の画家」として知られる伊藤若冲(1716〜1800)は、同宮奥書院の6畳間の壁やふすまに201図、203点の花を描いた。約240年前の作だが、花の特徴を正確につかんで描写している。今回の展示の見どころの一つだ。
植物の専門家として、3年前にこの障壁画を調査した湯浅さんは、スライドを使いながら、描かれた花々について解説した。
「当時珍しい南方系のハイビスカスの花を正確に写生しているが、つぼみの形が違う。想像で書き足したのでは」「ヒメバショウ(美人蕉)が5点もある。よほど好きだったのだろう」「コデマリは、350の小さな花一つ一つに雄しべをちゃんと書いている。老眼では描けません」と専門的な分析を時にユーモアを交えながら話すと、約100人の聴衆はうなずきながら聴き入っていた。
前期の展示は12月2日まで。後期は12月29日〜1月31日。