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耳のハンディ乗り越えた3年間 愛川・遠山選手

2006年07月18日

 久里浜―愛川戦の7回裏、先頭打者が三振で倒れた後、代打に遠山桂介君(3年)が起用された。15点をリードされた場面。必死にボールに食い下がり、2球目を脇腹に死球を受けた。この後、三つの四死球で遠山君は押し出しの生還。1点を返した。

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愛川7回裏、2死満塁、死球で押し出しのホームインする三塁走者遠山。捕手蔵=相模原

 先天性の聴覚障害というハンディを乗り越えて3年間、野球をつづけてきた。東京都町田市の私立日本聾(ろう)話学校の中学部に在学中から野球が好きで、入学後すぐ入部した。

 打球の音やコーチの指示、選手同士のかけ声が、聞き取れないことがある。唇の動きで会話を読み取ることに努力した。

 定位置は左翼手。4月からは妹の静香さんも入学、マネジャーになった。1、2回戦は出番がなかった。

 この日、一塁側の応援席で母親の喜代子さん(38)が見守った。遠山君が最終回で打席に立った瞬間、あふれる涙をタオルでぬぐいながら必死の声援。静香さんのメガホンの声も涙声になった。「ベンチに入れただけでもうれしかったのに」と口をそろえた。

 試合後、遠山君は「生還でき本当にうれしかった。3年間楽しかった」。

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