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第93回全国高校野球選手権大会

如水館(広島)2年ぶり7回目
広島ニュース

つなぐ野球、最後まで 如水館・樋口圭主将

2011年8月18日0時46分

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写真:打席に立つ樋口圭選手=池田良撮影拡大打席に立つ樋口圭選手=池田良撮影

写真:ベンチ前に整列し、グラウンドを引き揚げる如水館の選手たち=関田航撮影拡大ベンチ前に整列し、グラウンドを引き揚げる如水館の選手たち=関田航撮影

 第93回全国高校野球選手権大会第12日の17日、如水館(広島)は関西(岡山)と4強をかけて対戦し、3―8で敗れた。3試合連続の延長戦をしぶとく勝ち抜き、手にした初めてのベスト8。連戦となった準々決勝でもう一つ上に挑んだが、惜しくも届かなかった。スタンドからは、選手たちが築いた新たな歴史をたたえ、大きな拍手が送られた。

     ◇

 迫田穆成(よしあき)監督からのサインは「打て」だった。

 如水館の主将、樋口圭君(3年)は5回、1死二塁で打席に立った。

 「自分がアウトになっても、二塁走者を三塁に進めれば、金尾がかえしてくれる」。信じてたたきつけた打球は一塁に転がり、走者の門田透君(同)は三塁へ。次の金尾元樹君(同)は単打を放ち、門田君に同点のホームを踏ませた。

 樋口君が如水館で知ったのは「つなぐ」野球だ。

 中学時代は、1番打者でエースだった。野球部員のうち、野球経験者は樋口君ら3人だけ。外野に打てばランニング本塁打、投げれば三振。3人だけで野球しているようだった。

 「高いレベルで野球をやってみたい」と入学した如水館では、実力ある選手が大勢いた。「打てる打者でもないのに僕が2番にいるのは、次につなげるため」と、樋口君は言う。

 1番の門田君は安打に限らず、球を見極め四球でも出る。3番の金尾君は、チーム一の打力がある。2人をつなぎ、生かすのが自分の役割と思い定めてきた。

 2日に大阪入りしてから欠かさなかったバント練習。甲子園での3試合で、四つのバントを決めた。

 この日、7回2死の場面では、連戦で疲れの見えた浜田大貴君(同)から一時マウンドを引き継いだ。投球練習はしていなかったが、同じ状況はこれまでも経験してきた。「浜田を助けたい」。一塁ゴロで三つ目のアウトを取り、再び浜田君につないだ。「次は3人で抑えるぞ」と声をかけると、浜田君がうなずいた。一息ついた浜田君は、8回を三者凡退に抑えた。

 「相手にビッグイニングをつくらせず、守りからリズムをつくる」のが如水館の野球だ。だが5回には、甲子園で初めて3点以上を取られた。4番で三塁を守る島崎翔真君(1年)らの守備の乱れもあり、4点を失った。

 樋口君に責める言葉はなかった。「1回戦で勝てたのは、島崎のお陰。あいつがいなかったら、ここまで来られなかった」。関商工、能代商戦で最後に試合を決めたのは、2年生捕手の木村昂平君だ。

 「1、2年生は、甲子園の経験で一人一人力がついたと思う。来年またここへ来て、ベスト8の記録を抜いてほしい」。キャプテンらしく、その先の夢を後輩たちにつなぐ。(山下奈緒子)

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迫田穆成
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