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第93回全国高校野球選手権大会

地方ニュース

〈千葉:シフト 浦安高校野球部の夏(2)〉「ノリ」でチーム 塊に

2011年7月4日9時28分

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写真:練習の前や合間に仲間を笑わせる浅原克哉。「どんどん新しいネタを出していきたい」。後ろでは液状化復旧工事の重機が動く拡大練習の前や合間に仲間を笑わせる浅原克哉。「どんどん新しいネタを出していきたい」。後ろでは液状化復旧工事の重機が動く

 春季大会の初戦コールド負けから、練習試合でも大敗続きだった浦安高校。どんどん沈んでいくチームの雰囲気をプラス方向に向けた要素の一つが、ムードメーカー浅原克哉(3年)の働きだ。「僕のやってきたことも力になったのかな」。照れ笑いを浮かべるその内面にはこれまで、不満や不安もあった。

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 3年生の人数が少なく、レギュラー争いはゆるかった。グラウンドが満足に使えないことを負けの言い訳にもしていた。浅原はそんなチームの雰囲気に不満を感じていた。

 5月上旬、ノートに張っておいた新聞記事をミーティングで紹介した。被災してグラウンドが全く使えない東北地方の野球部の記事だ。思いが伝わったのか、練習中にのんびりと走る選手はいなくなった。

 元々三塁手だったが2月に捕手となり、5月末に一塁手へ。チーム事情で転々とする。一塁手にコンバートされて2試合目の練習試合。打席で死球を受けてひじを負傷し、一時全体練習から外れた。

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 「勘が鈍るんじゃないか」「ポジションを奪われるんじゃないか」。内心は不安で一杯だった。だけどメンタルトレーニングのリーダーも務めている。練習前には選手がぐるりと取り囲む中で得意のダンスを披露する。お笑い芸人のマネをすることもある。「笑わせてみんなのモチベーションをあげることが僕の仕事」。いつものようにムードメーカーであり続けた。

 明るいだけではない。監督の指示を注意深く聞き、必要があれば「タイム計って」とマネジャーに促す。ミスをした選手には強い口調で注意する。「志村は主将としてやることが一杯ある。僕はサポート役。志村と2人、うまく連係がとれているんじゃないかな」。

 バラバラだったチームが塊になった。開幕直前になって、自分の役割の成果を実感できた。(敬称略)

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