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第93回全国高校野球選手権大会

地方ニュース

アジアAAA野球タイ代表 宮城・聖和の双子兄弟が奮闘

2011年8月31日12時1分

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写真:ゴロをさばくタイ代表の青山キエンカイ桃太郎選手=横浜スタジアム拡大ゴロをさばくタイ代表の青山キエンカイ桃太郎選手=横浜スタジアム

写真:スリランカ戦で登板したタイ代表の青山クワクン光投手=横浜スタジアム拡大スリランカ戦で登板したタイ代表の青山クワクン光投手=横浜スタジアム

 横浜市などで開催中のアジアAAA野球選手権に出場しているタイ代表に、東日本大震災を乗り越えた兄弟がいる。タイの青山功監督の息子で双子の青山クワクン光投手、青山キエンカイ桃太郎内野手。日本とタイの両国籍を持つ兄弟は仙台市にある聖和学園高の3年生だ。

 「めっちゃ悔しい。高校野球の分も、と思ってやってきたのに」。兄弟が口をそろえた。29日のスリランカ戦で逆転負け。弟の光君は5回まで好投したが6回に制球を乱して降板。三塁手の兄桃太郎君も守りで失点につながる失策をした。

 タイで育った2人は中学卒業後、父の知人の縁で聖和学園高へ。3月11日は名取市で野球部の練習中に被災した。

 タイに住む両親と電話がつながったのは3日後。「帰ってきなさい」と言われたが「みんなで頑張って生活しているので、一緒に甲子園を目指したい」と寮にとどまった。水道やガスが止まり、買い出しに出かけたり、木を切ってたき火で暖を取ったり。苦難を越えて臨んだ全国選手権宮城大会は、2回戦で利府に惜敗。桃太郎君は背番号15でベンチ入りしたが、光君は故障もあって外れた。

 「高校野球の悔しさをぶつけ、国際大会で戦った経験を生かしてほしい」と父の功監督。息子たちには夢の続きがある。「将来はタイと日本をつなぐような仕事をしたい」(稲崎航一)

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