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埼玉ニュース

「気持ち、完全燃焼」 立教新座・山本主将 埼玉大会

2011年7月19日12時42分

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写真:大きな声でチームを鼓舞し続けた山本君=市営大宮拡大大きな声でチームを鼓舞し続けた山本君=市営大宮

 (18日、南稜6―3立教新座) 立教新座の最後の打者が凡退に終わり、ベンチに戻った主将の山本哲也君(3年)は、ぽーんと1回、両手をたたいた。「けじめをつけたかった。ああ、高校野球が終わったなと思って……」。日焼けした顔を伝う涙をぬぐいながら振り返った。

 人望を買われ、新チームの主将になったが、強打者でも守備がうまいわけでもない。それなのに、プレーでも司令塔役として引っ張ろうという思いが強すぎた。一時はチームにまとまりがなくなった。

 そんな時、現コーチの城崎智弘元監督が助言をくれた。「プレーはみんながやる。お前はキャプテンシーを大事にするだけでいい」。これで楽になった。「自分は打てないし、中心選手じゃない」と割り切った。以来、「率先」「声出し」「元気づけ」に徹した。

 5回の守りでの挟殺場面。一塁守備からタイミングよく飛び出し、三塁走者をタッチアウト。7回の打席ではきっちり送りバントを決めて好機を広げるなど、派手さはないがチームプレーでもり立てた。

 「挟殺はいつも練習していたので一塁から行こうと思ってた。バントだけは得意なんで」と少しだけ胸を張った。

 グラブには「完全燃焼」の文字。「負けて不完全燃焼だけど、気持ちは完全燃焼の夏だった」

 (市営大宮=杉山高志)

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