第94回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)は7日、各地で甲子園を目指した戦いが本格的に始まった。岩手県では、東日本大震災の被災県の先頭を切って、岩手大会が盛岡市の県営野球場で開幕した。
参加73校のうち9校は震災の影響でいまだにグラウンドを使えないなど、練習が制限されている中で大会に臨んだ。大船渡や高田は部員の約半分が仮設住宅から通い、高田は大船渡市の仮校舎で学ぶ。
選手宣誓したのは、宮古の豊間根練(とよまね・れん)主将。学校は沿岸の宮古市にあり、自宅を大津波に流された部員もいる。豊間根主将は「支えてくれたたくさんの方々へ、がむしゃらにプレーする姿を届けます。下手くそでもやりきる。それが僕たちのできる恩返し。ここにいる高校球児の力で岩手の復興を後押しします」と一言一言を丁寧に話した。