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宮崎)日南学園、こつこつ加点 逆転で16強 高校野球

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 4万5千人の観客が詰めかけた15日の甲子園。日南学園は二回に3点を先取されたが、6―4で市和歌山に逆転勝ちし、16強入りした。試合後の抽選で、3回戦は大会11日目の17日第4試合(午後3時半開始予定)に、夏の甲子園出場が全国最多の37回を誇る北海(南北海道)と対戦することが決まった。

 ■五回に適時二塁打 前田尚輝君

 「走・攻・守の3拍子そろった選手」と金川豪一郎監督が認める3番の前田尚輝(よしき)二塁手(3年)。だが前田は序盤、普段通りのプレーができていなかった。

 一回には投手のグラブをはじいた球を素手でつかみにいったが、取りそこねた。二回1死二、三塁のピンチでは、内野ゴロを本塁にかえそうと前進しながらの捕球を試みたが、後ろにそらしてしまった。

 攻撃では盗塁を失敗し、三回1死満塁のチャンスでは犠牲フライで「満足とは言えない」打席だった。二遊間のコンビを組むショートの石嶋友翔(3年)はそんな前田の姿を「不安げで、笑顔も引きつっていた」と感じた。

     ◇

 日南学園のショートだった2人の兄を持ち、ひとつ違いの兄とは、小5の時から二遊間を守ってきた。ゴロさばきがうまく、どんな体勢からでも丁寧な返球をする兄を見て、盗めるものは全部盗んできた。兄を追い、日南学園へ。「いつか甲子園で一緒に守りたいな」。兄に言われた言葉が、目標になった。

 高校最初の夏で甲子園に。1年生で唯一ベンチに入ったが、出番がないまま初戦敗退。翌年は二遊間を兄弟で守ったが、宮崎大会の3回戦で負けた。

 新チームになり、ショートには石嶋が入った。二塁牽制(けんせい)や、ダブルプレーの連係。兄と違うリズムに、戸惑った。「兄の方がいいな」。同級生の相棒に、そんな思いを抱いたこともあった。練習試合を110試合こなし、徐々に2人の息は合うようになった。

     ◇

 「まだ大丈夫や。切り替えていこうや」

 ベンチで石嶋が声をかけてきた。「二遊間を守るオレが、一番近くで励ませる」と思ったという石嶋。いつもは自分が励ます方だったのに……と頼もしく思え、気持ちが楽になった。

 初戦では投手を除いて自分だけが無安打だった。試合後、悔しさをつづった野球ノートに、金川監督は「打球(結果)より、自分のスイングを」と書いた。

 五回1死から1番打者が死球で出塁。前田はネクストバッターズサークルに入った。監督の言葉をかみしめた。次打者が倒れ、2死一塁に。自分の名を呼ぶスタンドからの声援も聞こえた。自分のスイングで振り抜いた球は、ライトを越え、適時二塁打になった。

 「この舞台で堂々とプレーするユウトの姿を見て踏ん張れた。次こそは頼れる二塁手になる」(小出大貴)

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