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バーチャル高校野球

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(葦)球児の宿舎、尼宝館のあの夏 安藤嘉浩

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 「お父さん、朝日新聞に尼宝館て出てるよ」。田中美佐子さん(78)は12月17日付の朝刊スポーツ面を見て、闘病中の夫、三郎さん(88)に報告したという。

 「ちゃんと『にほうかん』て読み仮名もふってくれてるよ。うれしいなあ」

 高校野球の名勝負連載「あの夏」で、1996年夏の決勝が描かれていた。この試合で熊本工を破って優勝した松山商(愛媛)の宿舎が、阪神・出屋敷(でやしき)駅前で夫婦が切り盛りした尼宝館だったのだ。

 三郎さんが体調を崩して2009年秋に閉館するまで、半世紀にわたって高校球児の宿舎を引き受けてきた。「おかげで幸せな人生でした」と美佐子さん。三郎さんは孫の結婚式(来年5月)と高校野球の第100回大会(再来年8月)を楽しみにリハビリに励んでいるそうだ。

 初めて球児をお世話したのは58年夏、富山代表の魚津(うおづ)。初出場ながら快進撃を見せ、準々決勝で徳島商と延長18回引き分け再試合という熱戦を演じた。「あの夏」の次回シリーズで取りあげると伝えると、美佐子さんが「また尼宝館! 私が嫁に来る前なのよ」と喜んでくれた。1月10日スタート。ぼくが担当します。

(編集委員)

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