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バーチャル高校野球

第89回選抜高校野球大会

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富山)延長戦の末、高岡商惜敗 選抜高校野球

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 第89回選抜高校野球大会2日目の20日、高岡商は阪神甲子園球場で盛岡大付(岩手)と対戦し、延長戦の末、9―10で惜敗した。序盤から打撃戦になり、十回表に1点を勝ち越して勝利をつかんだかに見えたが、逆転サヨナラ負けを喫した。

 8―8の九回裏、盛岡大付の先頭打者に1球を投じたところで、先発したエース左腕土合伸之輔投手(3年)が苦痛に顔をゆがめた。軽い熱中症で左手首がつり、足にも影響が出ていた。ドクターストップで降板した。

 継投に備えていた身長190センチの右腕伏見拓真投手(3年)がマウンドへ。「土合の分まで、絶対に抑えてやる」。直球が走り、三者凡退に。3人目は三振に抑え、「っしゃー!」と声を張り上げた。

 昨秋から左右の二枚看板としてチームを引っ張ってきた。土合投手は緩急や制球で勝負し、伏見投手は直球が武器。持ち味の違う2人は、ライバルでもある。

 昨秋の北信越大会1回戦は、伏見投手が先発し、完封勝ち。土合投手は「頼んだぞ」と思う半面、「なんで俺じゃないんだ」と悔しがった。翌日の準々決勝は土合投手が先発し、完封で続いて意地を見せた。土合投手の好投に、伏見投手も「お互いに負けたくない気持ちがあるんだ」と感じとった。

 切磋琢磨(せっさたくま)して成長し、試合では支え合う。「1人で背負わず、2人で戦う」と土合投手。甲子園も「2人で一つ」と臨んだ。

 延長戦に入り、高岡商は十回表、1点を勝ち越して勝利に大きく近づいた。

 その裏、伏見投手は先頭打者に四球を与える。さらに三塁を強襲した当たりが失策となり、無死二、三塁。最後は得意の直球が真ん中に入り、中前にはじき返された。二塁走者が本塁に突入し、逆転サヨナラ負けを喫した。

 十回の四球を「あれがなければ」と悔やんだ伏見投手は「夏は絶対に戻って来て、また一緒に投げたい」。土合投手には「悪い。抑えられなくて」と声をかけ、「いいよ、気にすんな」と言ってもらった。

 土合投手は治療を受けた後、「アウト一つを取る大変さを教えてもらった。相手は甘い球を見逃さなかったし、厳しい球にもついてきた。攻撃面では自分たちの力を出せた。夏に向けて大きな自信になった。必ず帰ってきたい」とコメントした。(高億翔)

 ■応援 選手と一体 生徒・保護者ら1300人

 高岡商の一塁側スタンドは、応援部や吹奏楽部、保護者ら約1300人でスクールカラーのえんじ色に染まった。

 一回表、4番の筏秀生選手(2年)が2点先制本塁打。母淳子さんは「甲子園でホームランを打つと宣言していた。うれしくてうれしくて涙が出ました」。序盤から打撃戦になり、四回表は、島村功記選手(3年)が勝ち越しの適時三塁打を放つ。父一成さん(47)は「ナイスバッティング。必ず打ってくれると信じていました」。同点の九回裏、先発の土合伸之輔投手(3年)から伏見拓真投手(3年)に継投。三者凡退に抑え、クラスメートの吹奏楽部員関沙羅さん(3年)は「伏見最高!」とガッツポーズした。

 延長戦にもつれ込み、十回表、中村昂央選手(2年)の適時打で1点を勝ち越した。歓声の沸くスタンドで母智美さん(45)は「こういう場面で打ってくれる勝負強い子」と笑顔で喜んだ。

 しかし、祈るように見つめた十回裏、中前安打に悲鳴とため息が漏れる中、相手選手が2人生還し、逆転サヨナラ負け。土合投手の父建雄さん(49)は「打撃はよかった。夏に向けてレベルアップしてもらいたい」と話した。(吉田真梨)

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