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バーチャル高校野球

第99回全国高校野球選手権大会

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日大三のキーマン「デカプリオ」 〈高校野球アイ〉

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 一度は別れを告げたマウンドに、日大三(東京)の「デカプリオ」が戻ってきた。

 22日にあった関東大会準々決勝。霞ケ浦(茨城)との一戦で、先発マウンドに上がったのは背番号「3」をつけた金成麗生(3年)だった。

 身長193センチ、体重101キロの体格は、グラウンドよりも一段高いマウンドに登ると、威圧感を増した。勢いよく右足を挙げ、左腕を振り抜く。「真ん中に構えてもらって、適度に散らばる感じ」と制球はアバウトだが、球威で打者のスイングを上回った。五回途中まで投げて3失点。「三回まで投げてくれればいいと思っていた。よく投げてくれた」と小倉全由監督も合格点を与えた。

 「デカプリオ」。米国人の父を持つこと、名前が「れお」であることからついた愛称だ。早稲田実の清宮幸太郎(3年)とともに東京の高校野球を盛り上げる存在でもある。

 元々、投手として日大三に入ったが、制球が定まらず、「投げてみないと分からない」というタイプの投手だった。2年生だった昨年の夏、練習試合で1試合だけ先発した後、打撃を生かすために一塁手に転向。立派な体格から放たれる打球の飛距離は、強打を伝統とするチームにあって歴代でもトップクラス。「打者として勝負しよう」と心に決め、この春の選抜大会では4番を任せられた。

 が、ここへ来て、再び投手である。投手陣の柱の1人、岡部仁(3年)がひじを痛めたため、薄くなった層を補強するべく、春の都大会決勝(4月27日)の早稲田実戦の前から投球練習を本格化させていた。

 すると、その早稲田実戦で救援し、いきなり148キロが出た。小倉監督によると、この試合の後、打者として見ていたプロ野球のスカウトから、投手としても注目されるようになったという。

 「野手として球を投げていたことで腕の振りが早くなった」と金成は自己分析する。球種は現在、直球とスライダーだけ。スライダーも、エース桜井周斗(3年)から握りを教わって投げ始めたところ。自信を持って投げられるのは直球だけだが、「これから投げ込んで練習していきたい」。

 霞ケ浦戦では「本職」の4番打者として3安打。少々詰まってもあっという間に外野までライナーが伸びるパワーは脅威的。ただ、本職と言っても、こちらも野手転向から1年足らずなのだ。

 早稲田実と日大三。昨秋、そして今春と都大会決勝で戦い、日大三は連敗している。両校は西東京大会に属するため、日大三にとって早稲田実は甲子園出場に向けて倒さなければいけないチームの一つ。厳しい夏に向け、投打に伸びしろたっぷりの「デカプリオ」が、日大三のキーマンになりそうだ。(山口史朗)

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