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バーチャル高校野球

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憧れの兄、きっと超えてみせる 〈高校野球アイ〉

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 兄を超え、兄の母校に甲子園で勝つ――。そんな思いを秘め、夏へ向かう球児がいる。

 八戸学院光星(青森)の4番中堅手・小池智也(3年)だ。8日にあった明桜(秋田)との東北大会1回戦では3打数1安打。3―2の勝利に、「ストレートが速くていいピッチャーだったけど、少しバットを短く持って対応できた」と振り返った。

 憧れであり、どうしても超えたい存在がいる。兄の裕也さん(22)。2012年春の選抜大会で大阪桐蔭の4番に座り、光星学院(現八戸学院光星)との決勝で先制2ランを放った強打者だ。

 「甲子園でホームランを打ってるし、さからえません(笑)。追い込まれたときのタイミングの取り方は兄を参考にしています」という存在。打撃が不調になると「LINE」で打撃フォームの動画を送り、助言をもらうこともある。

 そんな頼もしい兄も、最後の夏は悔しい思いを味わった。大阪桐蔭は全国選手権決勝でも光星学院を下し、春夏連覇を果たした。が、裕也さんは選抜以降、けがもあって調子が上がらず、メンバー外。アルプス席で応援団旗を持ち、優勝を見届けた。

 弟も昨年、同じ悔しさを味わった。選抜では2年生ながらベンチ入りしたが、夏はメンバー外。悔しさに打ちひしがれていたとき、裕也さんからLINEが来た。

 「すぐに切り替えられんかもしれんけど、そこで腐らんと、新チームはお前が中心でがんばれ」。奮い立った弟は、秋から不動の4番打者となった。

 裕也さんは願う。「僕自身、チームとしてはいい結果が出たけど、個人としては悔いの残る最後だった。弟には僕の立てなかった『夏の甲子園』に立ってほしい。そして、兄弟で甲子園のホームランを期待しています」と。

 弟は少しやんちゃな言葉でその期待に対する。「にーちゃんは夏出てないから、夏の甲子園で打てば追い越せますね」

 小、中と兄の背中を追うように同じチームで野球をしてきた。だから、高校も当然のように大阪桐蔭を目指していたが、「僕の実力では無理だった」。ならばと、あの年、桐蔭に苦汁をなめさせられた光星に進んだ。厳しい練習に耐え、この春だけで9本の本塁打を打つまでに打撃を磨いた。

 くしくも、この春の選抜を制したのも大阪桐蔭。目標は一層、はっきりした。

 「夏の甲子園でホームランを打つ。そして、打倒・大阪桐蔭。それが、この夏の夢です。それをかなえられるように、やっていきます」(山口史朗)

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