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大阪桐蔭と履正社2強時代へ 激戦区、私学7強から変遷

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 ■大阪夏の陣

 大阪がアツい。今春の選抜大会は史上初の決勝対決。近畿大会は出場3校がそろって4強入り。この大阪勢の強さはなんなのか。甲子園に隣接する「おひざ元」で、ハイレベルな覇権争いが展開されている。

     ◇

 18―0。今春の選抜高校野球大会を制した大阪桐蔭は、春の近畿大会決勝で東海大仰星(大阪)に大勝。選抜から続く公式戦の連勝を16に伸ばした。

 「ここから夏が始まるぞ」。決勝終了後すぐ、西谷監督は選手をベンチ前に集めて言った。主将の福井は「夏は2年続けて負けている。悔しさを持って戦います」。エース徳山に加え、選抜以降、横川、柿木の2年生投手が台頭。2012年以来の春夏連覇へ、慢心もなくひた走る。

 ただ、ライバルたちも黙っていない。一番手は選抜決勝で史上初の大阪対決を演じた履正社だ。打線の破壊力は全国トップレベル。高校通算59本塁打の安田が強い思いを口にする。

 「桐蔭にリベンジをして甲子園に行きたい」

 履正社は昨年を含め、夏の全国選手権に3回出場している。だが、大阪桐蔭に勝って出たのは1997年だけで、夏に限れば9連敗中なのだ。昨秋以降の直接対決は1勝1敗。「履正社が大阪を引っ張る存在になるためにも、今年勝って歴史を変えたい」

 2012年以降、春夏の甲子園に両校以外が出場したのは15年夏の大阪偕星だけ。「2強」とも言われるが、長い歴史の変遷がある。

 かつて大阪は「私学7強」が覇権を争った。甲子園優勝経験のある浪商(現・大体大浪商)、明星、興国、PL学園、近大付の5校に、多くのプロ選手が輩出した北陽(関大北陽)と大鉄(阪南大)。特に1960~70年代は毎年のように代表校が変わった。

 そこから抜け出したのがPL学園だ。桑田、清原らを擁し、83~85年に大阪では史上初となる3年連続出場。78年夏の初優勝から10年間で、春夏合わせて7度も甲子園を制した。

 87年から履正社を指導する岡田監督は振り返る。「とにかく打倒PL。8強や4強まで行けても、必ずPLにやられた」。97年に甲子園初出場を果たしたが、夏のPLに初めて勝ったのはそれより後。2010年のことだった。

 大阪桐蔭の西谷監督が「転機」と振り返るのは00年。西岡剛(阪神)の入学だ。「西岡は希望したPLに入れず、うちへ来て、絶対にPLに勝つという気迫でやってくれた」。この間、PLに1度しか負けず、PLで暴力事件が起こったこともあり、潮目が変わった。西岡の2年後輩の橋本翔太郎コーチは高校を選ぶ際、周囲にこう言われたのを記憶する。「これからは桐蔭の時代が来る」

 いま関西を中心に有力選手が集まるようになった。だが、両監督は口をそろえる。「2強と言われるけど、そんなことは全くない」と。この春もライバル校が高い実力を証明した。

     ◇

 大阪を制する者は全国を制す――。選抜決勝を戦った2校を筆頭に、今夏の大阪は例年以上にハイレベルな戦いが繰り広げられそうだ。20日は注目の組み合わせ抽選会。いよいよ「大阪夏の陣」が幕を開ける。(山口史朗)

 ■大阪の全国選手権出場ランキング

PL学園      17回(4)

大体大浪商     13回(2)

市岡        10回(0)

明星         8回(1)

大阪桐蔭       8回(4)

関大北陽       6回(0)

近大付        4回(0)

八尾         4回(0)

履正社        3回(0)

カッコ内数字は優勝回数。近大付は選抜で優勝1回

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