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バーチャル高校野球

第99回全国高校野球選手権大会

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球児へ「夢中になって、いまを満喫して」 高橋優さん

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 各地で高校球児の熱戦が続いている。今夏の朝日放送(ABC)の高校野球応援ソング「虹」を手がけたシンガー・ソングライターの高橋優さん(33)=秋田県横手市出身=に、曲に込めた思いや球児へのメッセージを聞いた。

 ――「曲作りの旅」をしたそうですね。

 「高校野球を肌で感じたいと思って。ちゃんと見るのは、高校時代に母校(旧湯沢商工、いまの湯沢翔北)を応援して以来。4月から各地の春の地方大会を観戦したり、夏の沖縄大会の開会式を見学したり。グリーンスタジアムよこて(横手市)で母校の応援もしました」

 「球場はうるさかったり、逆に静かだったり。『ファウルボールにご注意ください』とアナウンスがあった時には、もうボールは落ちていますけど……、みたいな戸惑いも。行かないとわからなかった発見がたくさんありました」

 ――印象に残ったものは。

 「エラーしたりアウトになったりして悔しそうな姿がすてきだなって。準備を怠った人は、悔しさも感じない。早稲田実業(西東京)の清宮幸太郎選手(3年)の試合を見に行ったとき、無安打でした。チームは勝ったんですけれど、高校の時から怪物とかヒーローとか呼ばれている人の悔しがる姿を見られたのもよかった」

 ――曲作りにどう影響しましたか。

 「甲子園で優勝できるのは1校だけ。敗北するチームがほとんどですが、その後も球児それぞれの人生は続きます。乗ったタクシーの運転手が元甲子園球児で、『あの打球を捕っていたら俺の人生は違っていたんだ』と言っていました。そんな悔しさにも、『それで終わりじゃないんだぞ』と寄り添う曲が書きたいと思ったのです」

 「挑み続けるから、負けたチームでさえ美しく、ドラマが生まれる。そうした高校野球の熱さに対し、冷めた目線もあると思う。でも、やめないことの美しさ、いい意味での泥臭さは奇跡そのもの。見ている人たちも、何歳になっても白球を追うような情熱を持っていい、という思いも込めました」

 ――6月に完成した「虹」は、挑み続ける全ての人に向けた曲なのですね。

 「僕も面倒くさがりだから、レコーディングの時とか、『今のテイク、良かった気がするけど、まだいける気がする』とか、そんな迷いと毎回戦っている。葛藤して納得すればいいですが、今の時代、『忙しいからそれどころじゃない』と感情を捨ててしまう人が多い気がします。でも、挑むことによって、高校野球に匹敵するドラマを生むことができるんじゃないか、と問いかけたい」

 ――タイトルにどんな思いを込めたのですか。

 「虹を見られるとラッキーですが、雨が降ると、晴れるのをただ待つことしかできないと思いがちです。でも、球児は雨のせいにせず、晴れるのを待つわけでもなく、時には雨の中でも泥まみれになって試合をする。『奇跡を待つな、奇跡を起こしにいこうぜ』と。そうやってひたむきに、虹になろうとしているのではないかと思ったのです」

 ――球児へ伝えたいことは。

 「精いっぱい夢中になって、いまを満喫してほしいです。まさに宝物の中にいるんだから。この曲がこの夏、一生懸命に頑張った誰かの心に残れば、うれしいです」

 ――話は変わりますが、9月に由利本荘市の鳥海高原で、野外音楽フェスティバル「秋田 CARAVAN MUSIC FES」を開きます。故郷への思いを教えてください。

 「僕は、音楽できっかけ作りをしたいのです。ミュージシャンもお客さんも(秋田へ)招き入れて、『どうだ!いい場所でしょ?』とお披露目したい。一方で、県民も秋田の魅力に気づいていないと感じます。本人が落ち込んでたら、励ましの言葉が届かないのと一緒。自分が住んでるところを好きになってほしいです」(聞き手・石川春菜)

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