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バーチャル高校野球

第99回全国高校野球選手権大会

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星稜を育てた名将の素顔 人間教育に力〈高校野球アイ〉

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 名勝負に縁がある高校はあるものだ。

 松山商(愛媛)、中京商(現中京大中京=愛知)……。

 そして、星稜(石川)。

 1979年の3回戦、箕島(和歌山)との延長十八回は高校野球史を代表する名勝負と言われる。92年の2回戦、明徳義塾(高知)戦では、松井秀喜選手が5打席連続で敬遠され、涙をのんだ。小松辰雄投手を擁した76年には、準々決勝で赤嶺賢勇投手の豊見城(沖縄)と、1―0の投手戦を演じている。

 そんな星稜の野球部は、山下智茂さん(72)が一から育てたチームだ。66年に社会科教諭として着任し、67年から監督に。72年夏には同校を甲子園初出場に導いた。

 「若い頃は一日中ノックをしたもんです」と当時を振り返る。「手の豆がつぶれて血が固まり、バットから離れなくなる。お湯を入れたバケツに手をつけ、少しずつはがすんです」

 捕れるか捕れないかのギリギリに打つノックは芸術的とも言われ、選手への愛情にあふれていた。

 人間教育にも力を注ぎ、自宅に選手を寝泊まりさせて色んな話をした。好敵手だった箕島・尾藤公監督は生前、山下野球を「選手と一体となって向かってくる感じで、えらい迫力があった」と評したものだ。

 どこか悲運のイメージが強いのも、山下さんが勝負師というより、教育者だったからなのかもしれない。

 そんな山下智茂さんが今月29日、阪神甲子園球場内にある甲子園歴史館で、名勝負の裏側について語るトークショーを開催する。午後3時から、場所は球場の三塁側ブルペン。詳細・申し込みは同歴史館のホームページ(www.koshien-rekishikan.com/)で。

 高校野球の聖地で、聖地を何度となく震わせた名将の話に耳を傾ける。質疑応答の時間もある。高校野球という枠を超え、新たな感動に出会えそうだ。(編集委員・安藤嘉浩)

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