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1年生投手が完全試合 顔面蒼白だったが…岡山大会で初

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 (17日、高校野球岡山大会 岡山大安寺7―0岡山御津)

 17日、倉敷市営であった岡山大会1回戦で、岡山大安寺の中村源太が、岡山御津を相手に完全試合を達成した。背番号「16」の1年生は、初めての夏の初戦で先発マウンドを任されると、97球、10奪三振で大記録を打ち立てた。岡山県高野連によると、完全試合は大会史上初めてという。

 先発を告げられたのは前日の練習後。緊張で前夜は眠れなかった。山口史浩監督は試合前、顔面蒼白(そうはく)の中村に「とにかく腕振ってガンガン行きゃあ、なんとかなるけん」と励まし送り出した。

 試合では直球と縦のスライダーを丁寧に低めに集め、次々と三者凡退に打ち取る。捕手の池尻拓巨(3年)は「今までで一番良い投球。球は良く伸びているし、変化球もキレている」。完全試合も頭をよぎったが、「意識させちゃいけない」と何も言わなかった。

 九回、2死から9番打者の3球目。左方向に大きなファウルを打たれ、スタンドがどよめいた。捕手池尻はタイムをとり、マウンドへ。スコアボードを指さし、「ここまでノーヒット。もう1球踏ん張れ」。初めて完全試合目前であることを告げた。

 中村は大きく腕を振り抜き、直後の球で三振に。ホッと笑顔を見せると、チームメートたちに肩をたたかれた。山口監督は「上出来。これ以上ない投球でした」。中村は「先輩の支えがあってできました」とはにかんだ。(本間ほのみ)

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