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甲子園、大優勝旗を手にするのは? 注目「5強」の実力

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 99回目の夏に深紅の大優勝旗を手にするのはどこか。第99回大会は7日に開幕する。全国3839チーム(連合チームの内訳を数えた校数は3945校)が参加した地方大会を勝ち抜いた49校。取材に当たった担当記者がその実力を探った。組み合わせ抽選会は、4日午後4時から。

     ◇

 記者A 選抜優勝の大阪桐蔭が、投打ともに粘り強さを増している。エース徳山が安定し、打線は1番藤原、3番中川が選抜よりも格段に状態が良い。

 記者E 大阪大会は準々決勝以降の3試合は中盤までリードを許しながら、競り勝った。爆発力は発揮できていないけど、どこにも負けない粘り強さがある。

 A 徳山に続く投手も2年生の柿木や根尾が状態を上げている。史上初となる2度目の春夏連覇も十分に可能だと思う。

 記者D 選抜まで3季連続で4強入りしている秀岳館もいい。何と言っても投手力。熊本大会は全試合、川端、田浦の両左腕の継投で勝ち上がった。打力は昨年より落ちるけど、投手力が上がった分、優勝を狙える戦力に変わりはない。

 記者B 田浦は熊本の決勝で最速148キロか。ブレーキのきいたチェンジアップにスライダー、さらに直球もそれだけ速いと、簡単には打たれないね。

 記者F 中京大中京も戦力充実と評判がいいね。

 記者C 打線は高校日本代表の1次候補に選ばれている1番伊藤康、4番鵜飼が中心。愛知大会で不調だった高校通算56発の鵜飼が目覚めると、得点力が格段に増しそうだ。

 E 投手陣は?

 C 140キロ台の投手が3人いる。右の香村、左の磯村、伊藤稜。3人とも大崩れの心配はない。

 B 個々の能力は横浜も負けてない。神奈川大会3本塁打の長南や右の強打者万波ら、力のある2年生が多く、勢いに乗ると一気に上位に駆け上がりそうだ。

 A なんと言っても、4番増田の存在が大きい。神奈川大会は4試合連続の5本塁打。球場の雰囲気を変えるスター性もある。

 F 昨夏の覇者、作新学院はどうだい?

 B 2番手の右腕、篠原の成長が大きい。投球フォームに「間」があって、球速以上に打たれにくい投手という印象がある。

 A 打線も夏にきっちり仕上げてきたね。上位、下位に関係なく、外野の間を抜く強いライナーを打って、とにかく打線がつながる。夏の連覇も狙えるんじゃないかな。

 ■優勝候補を追うのは

 F 優勝候補を追いかけるのはどこかなあ。

 B 花咲徳栄の投打の力は高い。投手では昨夏はプロ野球広島入りした左腕の高橋昂がいたけれど、今夏は巧みな右腕の綱脇が先発し、149キロ右腕の清水が締める形ができた。

 A 打線も俊足好打の西川、2年生4番の野村がいる。2番千丸は打率4割台でいいつなぎ役だ。

 C 前橋育英も安定感はある。投手層は厚い。選抜は左腕丸山がエースだったが、今夏は149キロ右腕の皆川が台頭した。右腕吉沢も好投手。1番丸山が7盗塁するなどチームで14盗塁。犠打も駆使して堅実な攻撃ができている。

 E 投手力なら広陵も高い。最速146キロの平元と安定感がある山本の両左腕がいる。強肩捕手の中村は平元とともに高校日本代表候補。長打力のある3番中村らで着実に得点できれば、十分上位は狙える。

 B 選抜8強の盛岡大付は強打のイメージが強い。春に比べ、打撃は豪快さだけでなく確実性も加わり、高校通算60本塁打の植田を中心に打線は成長した。左腕三浦瑞と、春はケガしていた右腕平松が完全復帰し、投手力も上がった。

 F 山梨学院もいいチーム。清峰(長崎)で選抜優勝経験がある吉田監督のもと、昨夏の甲子園を経験した3年生が7人いて、落ち着いた試合運びをする。エース左腕の吉松、右スリークオーターの石井ら投手陣は多彩な顔ぶれだ。

 A 昨夏4強の明徳義塾も侮れない。左上手の北本に加え、右横手の市川が成長した。高知大会は打率1割台だった中軸の西浦が奮起できるか。馬淵監督の采配も注目だね。

 B 東海大菅生は4年連続の西東京大会決勝で、ようやく17年ぶりの代表をつかんだ。選抜出場の日大三、早稲田実を破っており、能力の高い選手がそろう。打線は4番片山を中心に一発がある。エース右腕松本の出来が鍵になる。

 F このところ出場2大会連続で初戦敗退の智弁和歌山がどういう戦いぶりを見せてくれるのか。3番林、4番蔵野ら打撃は力強い。投手陣は左右に2人ずつおり、今年も豊富だ。

 ■昨夏上位校の仕上がりは

 F 昨夏、上位に進んだ他のチームはどう?

 A 準優勝した北海は主将の佐藤ら7人が去年のベンチ入りメンバー。南北海道大会決勝は一回の5失点から逆転した粘りがある。

 C 投手戦の末に準々決勝で作新学院に敗れた木更津総合は、エースの左腕山下が軸。身長187センチから140キロ台を投げ込む。

 A 2年前に準優勝した仙台育英は宮城大会準決勝から引き分け再試合を含め3連投したエース長谷川を中心にまとまっている。

 B 日本文理は2009年の準優勝と14年の4強に導いた75歳の大井監督が今夏限りで勇退する。今年も打のチームを築いてきた。

 E 打撃は明豊も力がある。準決勝までの4試合をすべてコールド勝ちした。

 A 二松学舎大付はチーム打率4割3分5厘。16盗塁の足もあるよ。

 C 今年の天理は中堅方向へ低い打球を放つ基本に忠実な打撃をする印象だ。

 D 投手力を見ると、神戸国際大付は7試合で3失点。エース岡野が37回1失点の活躍を見せた。

 E 興南も6試合で5失点。3年生の川満、1年生の宮城の両左腕はともに完投能力がある。

 B 大垣日大は2年生右腕が2人。修行と杉本の継投が鍵を握る。

 F 計6投手を起用したのは神村学園。左腕青柳を柱に、チーム一丸で5年ぶりの出場を勝ち取った。

 D おかやま山陽は初出場。右腕大江は雨で再試合となった岡山大会決勝で8回無安打と好投している。

 ■元気な伝統校

 A 春夏連続の高岡商あたりも力はあると思うな。2本塁打の島村ら打線はどこからでも点が取れる。エース土合、速球派山田の両左腕がそろっているし。

 B 小粒だが、青森山田は打撃が上向き。8年ぶりの今回は地元選手が多い。

 F 初陣の津田学園はシュアな打撃が目を引いた。右腕水谷は球が重そうだ。

 A 打撃が売りといえば、済美がそうだ。早いカウントから積極的に振ってくる。それと開星も攻撃型だな。4、5点ぐらいなら取り返す雰囲気があるよ。

 C 元気のいい、戦前からの伝統校が目につく。

 D 東筑は難敵の私学を連破して21年ぶり。逆転勝ちが多く、勢いがある。打撃に力を入れ、従来のカラーとは少し違うみたい。

 E 彦根東もバント多用のチームからの脱皮を目指している。試合巧者で、春の近畿大会準決勝では大阪桐蔭に善戦した。

 B 36回目の松商学園は9年ぶりの登場だ。7試合で29盗塁という機動力を発揮して、接戦に持ち込みたいところだろう。

 E 龍谷大平安を破った京都成章はどうかな?

 F 最近では珍しく右打者が多い打線で、上位から下位まで切れ目がないね。

 B 11年と戦後の連続出場記録を更新中の聖光学院は投手の出来次第か。日大山形は主将で4番の捕手舟生が3本塁打。その好不調はチームにとって大きい。

 C 明桜には、2年生の好投手、山口がいるね。

 B 地方大会決勝で右肩を負傷した。回復具合が気にかかるなあ。

 ■期待の初出場チーム

 C 鳴門渦潮は、徳島大会決勝で板野の最速150キロ右腕森井を攻略した打線に期待したい。

 B 波佐見も打線に勢いがありそう。長崎大会の全試合で先取点を奪ってきた。

 F 打力なら聖心ウルスラも。宮崎大会の6試合で47得点。中軸が勝負強い。

 D 日本航空石川はエース佐渡のスライダーがいい。石川大会の4試合で41個の三振を奪った。

 E 投手で言えば、初出場の坂井もいい。福井大会の全試合に先発した左腕吉川は制球が安定している。

 F 甲子園初出場のチームもいくつかあるね。

 B 藤枝明誠がそう。高校日本代表候補に入った右横手のエース久保田がいる。

 D 早稲田佐賀は佐賀大会を安在、森田の左腕リレーで勝ち上がってきた。下関国際も初めての甲子園。1、2年生が主力として活躍する若いチームだ。

 A 久々なのは?

 C 土浦日大が31年ぶり。茨城大会決勝で延長十五回に得点して競り勝った粘りがある。

 E 三本松は24年ぶり。エース右腕の佐藤は、最速144キロの直球が魅力だよ。

 B 米子松蔭が17年ぶりだね。鳥取大会はノーシードから勝ち上がった。粘り強さがある。

 F 滝川西も19年ぶりだ。過去2度の出場では初戦敗退。目指すは、三度目の正直だ。

 ■座談会出席者

東京 坂名信行

名古屋 上山浩也

大阪 山口史朗、小俣勇貴

西部 隈部康弘

編集委員 安藤嘉浩

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